トップ8によるエリート大会「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(WTAファイナルズ/10月21~28日/シンガポール・シンガポール/賞金総額700万ドル/室内ハードコート)が開幕し、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)とエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)がラウンドロビン(総当たり戦)の初戦に勝利した。

 今季マッチ48勝と、いまやツアーのトップに立つプリスコバはこの日の第2試合で、前年度優勝者のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-2 6-4で倒した。

 プリスコバは、これをキープすれば試合終了という最後のサービスゲームで与えた2回を含め、この試合で直面した10回のブレークポイントのすべてをセーブした。プリスコバは、サービスエースによって3度目のマッチポイントをものにし、試合を終わらせた。

 第1試合では、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)がペトラ・クビトバ(チェコ)を6-3 6-3で破り、このところの7連敗に終止符を打った。

 シンガポールに2年連続で出場した世界7位のスビトリーナは先週、キキ・バーテンズ(オランダ)がモスクワの準決勝進出を逃したため、ようやく今年の出場権を獲得していた。のちに、バーテンズもまた、世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が背中の故障で棄権したため、トップ8によるWTAファイナルズに出場する権利を手に入れていた。

「シンガポールに戻って来られたのは、とても素敵なことだわ。そして私は、今夜の試合にすごく満足している」とスビトリーナは観客たちに向かって言った。

「私は集中し続け、精神的に強くいなければいけかった。それにスピーディにプレーし、足を動かし続けていなければならなかったから、今はマッサージが必要だわ」

「ここでは誰もが非常に強いから、自分の最高のレベルでプレーしなければならない」

 ホワイト・グループで1勝0敗となったスビトリーナは、クビトバから2014年のシンシナティでの初対戦で勝って以来となる勝ち星を挙げた。スビトリーナがトップ10選手に対して勝利をおさめたのは、5月以来のことだった。

 スビトリーナは、試合後の記者会見の場から少しの間離れたが、のちに戻ってきた。

「気分がよくないの」と、スビトリーナは戻ってきたあとに明かした。かすかな吐き気をともない、めまいを感じていると、スビトリーナが知らせてきたとWTAのスポークスマンは説明している。

 2011年にWTAファイナルズで優勝している世界5位のクビトバは、一度も試合の中に入り込んだようには見えなかった。彼女は1時間29分の戦いを通し、自らのサービスの調子に苦しんでいた。彼女のファーストサービスの確率は55%に過ぎず、おかげでスビトリーナを倒す任務は、ほとんど不可能になってしまった。

 彼女はこの試合で7度のダブルフォールトをおかし、そのうちのひとつは、第1セットのスビトリーナのセットポイントで起きた。クビトバのダブルフォールトのうち6度は、第1セットで起きていた。

「彼女は非常に安定性のあるプレーをしていたと思うわ」とクビトバは言った。

「概して言えば、最良のスタートではなかったけれど、よいことは、まだこれからよりよいプレーをし、調子を向上させ、たぶん前進していくためのチャンスがあるということよ」

 クビトバはこの試合最初のゲームでサービスを落としたものの、次のゲームでブレークバックした。しかし、彼女は第1セットでさらに2回ブレークされ、ふたたびリードを奪われてしまった。スビトリーナは、クビトバのサービスをブレークして4-2とリードすることで、第2セットでの勝利のお膳立てをした。

 スビトリーナは、この勝利はぎりぎりになって出場権を得た自分が、ここでプレーするに値しないという示唆に対する答えだ、と言った。

「この試合に勝ったことで、間違いなく大きな自信を得たわ」とスビトリーナは言った。

「この勝利…私はこれを前進していくための1勝と受け止めたい。そして、それはまた、私がここにいるに値しない、私は優秀じゃない、と言っていたすべての人々のためのものよ」

 今季のツアー最高となる5つのタイトルを手にシンガポールにやってきたクビトバ、そしてウォズニアッキは、ホワイトグループで0勝1敗となった。

 両者の最後の対戦だった昨年の同大会ラウンドロビンでの勝利を含め、ウォズニアッキはプリスコバに対して6勝3敗の対戦成績を手にこの試合に臨んでいだ。

 ウォズニアッキのこの試合の頑張りは、自分のサービスゲームだった第2セット第9ゲームで、2つのマッチポイントをしのいだことにとどまった。(C)AP(テニスマガジン)

※[ ] 数字はシード順位

10月21日|DAY1|ホワイトグループ

○エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[6] 6-3 6-3 ●ペトラ・クビトバ(チェコ)[4]

○カロリーナ・プリスコバ(チェコ)[7] 6-2 6-4 ●カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[2]

10月22日|DAY2|レッドグループ

大坂なおみ(日本/日清食品)[3] vs スローン・スティーブンス(アメリカ)[5]

アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[1] vs キキ・バーテンズ(オランダ)[8]

10月23日|DAY3|ホワイトグループ

カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[2] vs ペトラ・クビトバ(チェコ)[4]

エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[6] vs カロリーナ・プリスコバ(チェコ)[7]

※写真は初戦を戦ったエリナ・スビトリーナ(ウクライナ/左)とペトラ・クビトバ(チェコ/右)、中央は元世界1位ジェニファー・カプリアティ(アメリカ)
SINGAPORE, SINGAPORE - OCTOBER 21: (L-R) Elina Svitolina of Ukraine, former tennis player Jennifer Capriati of United States and Petra Kvitova of Czech Republic pose for a photo before their match on day 1 of the 2018 BNP Paribas WTA Finals Singapore presented by SC Global at Singapore Indoor Stadium on October 21, 2018 in Singapore. (Photo by Lionel Ng/Getty Images)

This article is a sponsored article by
''.