トップ8によるエリート大会「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(WTAファイナルズ/10月21~28日/シンガポール・シンガポール/賞金総額700万ドル/室内ハードコート)の7日目は決勝トーナメントの準決勝が行われ、第5シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)と第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が決勝進出を決めた。

 スティーブンスとスビトリーナはともに、準決勝に至る前にラウンドロビン(グループ内総当たり戦)を3勝0敗の成績で勝ち上がっていた。

 昨年の大会でのスビトリーナは、ウクライナ人として初めてWTAファイナルズのシングルスでプレーした。そして今年の彼女は、第8シードのキキ・バーテンズ(オランダ)に7-5 6-7(5) 6-4で競り勝ち、このシーズン末のエリート大会で決勝に進出した初のウクライナ人選手となった。

「素晴らしい気分だわ。今日は本当に厳しい戦いだった」とスビトリーナは言った。彼女は勝利を決めたあと、こぶしを突き上げ、それから観客席に向かって投げキッスをした。

「最後は体力勝負だったと思うわ。とにかく懸命に走り、すべてのボールを追いかけるだけだった」

 バーテンスは、リスクの高すぎるテニスをした。彼女は、スビトリーナの12本に対して41本のウィナーを決めたが、スビトリーナの36本に対して63本ものアンフォーストエラーを犯した。

「まだまだ、これからやらなくてはならないことがたくさんある」とスビトリーナは気を引き締めた。

「次は間違いなく、シーズン最後の試合になる。私は自分のベストを尽くし、コートですべてを出し尽くすつもりよ」

 スビトリーナは、先週のモスクワでバーテンスが準決勝進出を逃したことで2年連続でのWTAファイナルズ出場を決めていた。バーテンスは、世界ランク1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が背中の椎間板の故障で大会欠場を決めたため、最終的には出場権を得ることができた。

 自分のサービスゲームだった第1セットの第10ゲームでセットポイントを凌いだバーテンスだったが、第12ゲームでは同じことを繰り返すことができず、15-40からダブルフォールトを犯してセットを落とした。

 第2セット5-4でサービスゲームで4つのセットポイントを活かすことができなかったバーテンスは、タイブレークで迎えた次のセットポイントでリターンエースを決め、勝負を最終セットに持ち込むことに成功した。

 しかし、第3セットの第10ゲームで決勝行きの切符がかかったサービスゲームに臨んだスビトリーナは、2つのブレークポイントを凌いだ末に、ついにバーテンスを退けたのである。

 ナイトセッションで行われたもうひとつの準決勝は、スティーブンスが第7シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に0-6 6-4 6-1で逆転勝ちをおさめた。

 今年は、2003年にラウンドロビン形式が導入されて以来初めて、トップ4シード――第1シードがアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、第2シードがカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、第3シードが大坂なおみ(日清食品)、第4シードはペトラ・クビトバ(チェコ)――の誰一人もが準決勝に勝ち進めなかった年だった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)
SINGAPORE - OCTOBER 27: Elina Svitolina of the Ukraine celebrates match point against Kiki Bertens of the Netherlands during the women's singles semi final match on Day 7 of the BNP Paribas WTA Finals Singapore presented by SC Global at Singapore Sports Hub on October 27, 2018 in Singapore. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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