ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は月曜日、2年ぶりに世界1位の座に返り咲き、ATPランキングの歴史を通して20位以下に落ちながら同じシーズンの年末ランキングで1位となった、初の男子プレーヤーとなった。

 それはまた、彼が最後に追い抜いた男、ラファエル・ナダル(スペイン)が故障のため早めに2018年を終えたからでもある。

 ナダルは月曜日に、腹筋の故障を理由に「Nitto ATPファイナルズ」の欠場を表明し、それに加え、右足首に関節鏡による手術を受けることになると発表した。

 ジョコビッチが年末ランキング1位となるのは、これが5度目のことだ。ロジャー・フェデラー(スイス)やジミー・コナーズ(アメリカ)さえを引き離し、1973年にコンピューター・ランキングが始まって以来、2番目の記録となる。最多記録は、ピート・サンプラス(アメリカ)が保持する6回だ。

「昨年潜り抜けたことを考えれば、これはかなり驚異的な成果だ」とジョコビッチは言った。先週には世界2位だった彼は、2016年11月以来、世界1位の座から遠ざかっていた。

「もちろん、僕はこのことを本当にすごくうれしく、また誇りに思う。5ヵ月前にそう言われていたら…当時の僕のランキングとプレー、コート上で自分がどんな感じを覚えているかを考慮すれば、それは、ほぼあり得ないことであるように思えた」

 31歳のジョコビッチは、右肘の手術から復帰しようとしながら、年を6勝6敗の成績で始めたあと、5月に22位まで落ちていた。彼がそこまでランキングを落としたのは、まだ10代だった2006年に22位だったとき以来のことだった。

 しかし ジョコビッチはそれ以来、43勝5敗の成績をあげ、その中にはウインブルドンとUSオープンでのグランドスラム大会優勝も含まれていた。これらの復活劇は、彼が長年のコーチだったマリアン・バイダとふたたび一緒に働き始めたあとに、実現していた。

 ジョコビッチは、グランドスラム大会での獲得タイトル数を「14」に伸ばしてサンプラスと並び、フェデラーの「20」、ナダルの「17」に続く、史上3番目の記録を刻んだ。

 これ以前に、20位以下に落ちながら同じシーズン内に1位に返り咲いた選手には、マラト・サフィン(ロシア)がいる。彼は2000年に38位から世界1位に上り、その年を最終的に世界2位で終えていた。

「今季ノバクがやってのけたことは、テニス界でもっとも素晴らしい復活劇のひとつだ」とATPエグゼクティブ・チェアマンのクリス・カーモード氏は言った。

「6ヵ月前には想像しがたかった、驚くべき復調だった」

 ナダルは月曜日にツイッター上で、先週のパリ・マスターズで欠場を強いたのと同じ腹筋の痛みに変わらず苛まれており、そのため今季のプレーを終えることになったと告げた。

 彼はまた、シーズン最後のATPファイナルズでプレーしないことにしたため、今、足首の手術も受けてしまおうと決めたらしい。

 ナダルは右膝の痛みのために、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に対するUSオープン準決勝を途中棄権して以来、大会でプレーしていなかった。

 32歳のナダルは、45勝4敗という成績と、6月のフレンチ・オープンで獲得した、彼にとって17回目のグランドスラム優勝を含む、5つのタイトルを手に、2018年を終えることになる。

 ナダルが離脱したため、ATPファイナルズでナダルが抜けた穴は、ジョン・イズナー(アメリカ)が埋めることになる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はパリ・マスターズ準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を破ったあとのノバク・ジョコビッチ(セルビア)
PARIS, FRANCE - NOVEMBER 03: Novak Djokovic of Serbia celebrates winning his Semi Final match against Roger Federer of Switzerland on Day 6 of the Rolex Paris Masters on November 3, 2018 in Paris, France. (Photo by Justin Setterfield/Getty Images)

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