強く、洗練され、セクシー。テニス・チャンピオンとしての自身同様、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のファッション・ラインは、パワーあふれる動きがモットーであり、彼女はそれが、女性たちが自分の声を発見するためのインスピレーションになればと願っている。

「私は、皆がそうできるよう、自分たちのパワーの中に足を踏み入れることができるようになってほしいと思っている」

 セレナはマイアミで、最初のポップアップショップ(期間限定店) をスタートさせた際に、こう言った。

 彼女は、マイアミのアート・バーゼル(同名の現代アートの祭典のマイアミ版)の間、豪奢なファエナ・ホテルで自らのショップをオープンした。そこでは、ツアー仲間のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を含むゲストたちが、ふわふわの綿あめに覆われたカクテルを飲みながら、セルフィーに興じつつ、作品と会話を堪能した。

『気にしない(Unbothered)』と書かれた黒いスパンコール付きのシャツから、『SLAY』と赤い文字で書かれた白いボダンダウンシャツまで、彼女のラインのすべては200ドル以下だ。

 23度グランドスラム大会を制したセレナは、ショップ内のすべての服のデザインを自ら手がけただけでなく、また、壁に飾られたすべてのアート作品を自分の手で描いた。彼女は、込み入った生地の素材ゆえ、多くの絵は、完成までに1ヵ月を要したと話してる。

「私は長いこと、たぶんもう10年くらい、絵を描いてきた。アートは私のはけ口なの」と彼女は言った。

「私は冗談で、いつの日かアート・バーゼル(有名な現代アートの祭典)に出品する、なんて言っていたのよ」

 セレナにとって、今年は畏敬の念を掻き立てる年だった。彼女は、難産と出産のあと、7月のウインブルドンで決勝に至り、『私は一体全体ここで何をしているの、と自らをつねった』のだと言う。最近のコート上での成功は、初めて子供を持った挑戦を通し、辛抱強さを持ってやり抜くことを助けたと明かした。

「(出産後)わずか1年弱で決勝に行けるなら、癇癪を起こし始めた私の赤ちゃんにうまく対処することだってできる。ぐずついている赤ちゃんだってうまく扱えるわ。私にはできるのよーーI CAN DO IT」と、セレナは15ヵ月の娘について冗談交じりに言った。

 先月、国際的男性誌である『GQマガジン』は、2018年ウーマン・オブ・ザ・イヤーにセレナを選出し、黒いボディスーツにシャネルのベルトを着けた彼女の写真を掲載したが、『MEN』の文字を線で消したヘッドラインを失礼だととったファンもいた。しかし、キャリアを通し、筋肉質すぎ、強すぎと思ったことを、ためらいなく公言し、陰で非難されてきたセレナは、それについて「すごく素敵よ」と言い、それはバリアを破った女性のもうひとつの例だと評した。

「これは厳格に男性専門誌だけど、彼らはそのカラを破り、『表紙に女性を載せようじゃないか、なぜってこれは強い女性なのだから。彼女は我々男性と同様に強いのだ』と言ったのよ」

 威信あるスイス・バーゼルの現代アート祭の延長バージョンである“アート・バーゼル・マイアミビーチ”は、年を通しマイアミで、スターが顔を出すパーティをともなう、多くのほかのアート・ショーを生み出した。

 俳優のレオナルド・ディカプリオ、U2のリードボーカルであるボノ、ヒップホップミュージシャンのカーディ・Bらの姿も、この祭典の際に目にされた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、10月12日にフィラデルフィアのイベントで撮影
PHILADELPHIA, PA - OCTOBER 12: Professional tennis player, Serena Williams speaks on stage during Pennsylvania Conference for Women 2018 at Pennsylvania Convention Center on October 12, 2018 in Philadelphia, Pennsylvania. (Photo by Gilbert Carrasquillo/WireImage)


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