オーストラリアン・オープンが最終セットでの10ポイントタイブレークの採用を決定
1月のオーストラリアン・オープンで、最終セットでは従来の2ゲームリードではなく、10ポイントタイブレークが採用されることになった。
この件については1ヵ月前に広く報道されたが、オーストラリアン・オープンの役員によって一度は否定されていた。この決断は、現役選手と元選手、テニス関係者たちに相談した末に下されたと大会開催者は金曜日に説明した。
オーストラリアン・オープン大会ディレクターのクレイグ・タイリー氏は、「我々は過去と現在のプレーヤー、テニスコメンテーター、代理人、テレビ解説者などに、2ゲームの差をつける必要のある最終セットのプレーを望んでいるかを尋ね、そこから始めた」と明かす。
「我々は、ファンたちが、頻繁に伝説的戦いとなる特別な最終セットを観ることができるようにするため、6-6となった時点で10ポイントタイブレークに移行することに決めた。長いタイブレークを採用することで、変わらず最後までもつれる展開になったり、流れの方向転換も可能となる。長いタイブレークはまた、短いタイブレークでは有利とされているサービスの優位性を軽減させることもできる」
男子シングルスでは、最初の4セットで6-6になった際には従来通りの7ポイント先取のタイブレークが行われ、第5セットで6-6となったときのみ10ポイントタイブレークに突入する。女子シングルスと男女ダブルス、ミックスダブルスでは、最終セットである第3セットで6-6となったときに10ポイントタイブレークがプレーされる。
ウインブルドンは10月に、来年から最終セットでスコアが12-12となった際には、通常の7ポイント先取のタイブレークに移行する方式を採用すると発表していた。
USオープンは、最終セットのタイブレークを採用した最初のグランドスラム大会だった。USオープンでは最終セットのスコアが6-6となったあとは、7ポイント先取のタイブレークに移行する。
フレンチ・オープンは今、2ゲームのリードを奪う必要のある伝統的な長い最終セットで決される、唯一のグランドスラム大会となった。
2019年のオーストラリアン・オープンは、1月14日から開始する。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はオーストラリアン・オープン大会ディレクターのクレイグ・タイリー氏(中央)
MELBOURNE, AUSTRALIA - DECEMBER 11: Australian Open tournament director Craig Tiley poses with ballkids during the 2019 Australian Open Ballkids launch at Melbourne Park on December 11, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)
Pick up
-
2024-04-22
予約開始『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)5月3日発売!テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Pick up
-
2024-04-22
予約開始『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)5月3日発売!テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Ranking of articles
-
2024-04-21
ルードが2大会連続決勝進出、相手は前週敗れたチチパス「明日はキャリア最大のタイトルを目指す」 [バルセロナ・オープン]
-
2024-04-15
トップシードを守った内田海智が2021年10月以来のITFツアー9勝目 [M15キロタ]
-
2024-04-13
2024年最初の国内ジュニア全国大会は鈴木琉斗(神奈川/慶應義塾高校)と上村睦実(愛知/名古屋LTC)が優勝 [MUFGジュニア2024]
-
2024-04-14
18歳の石井さやかがITFツアー初優勝、プロ転向後の初タイトルを獲得 [W35富士薬品セイムス ウィメンズカップ]
-
2024-04-17
2022年フレンチ・オープン以来となるクレーコート大会参戦の大坂なおみは初戦敗退 [WTAルーアン]