シャラポワは故障でリタイア、サバレンカが準決勝へ [深圳オープン]

 2019年シーズン開幕戦のひとつとなる「深圳オープン」(WTAインターナショナル/中国・深圳/12月30日~1月5日/賞金総額75万ドル/ハードコート)のシングルス準々決勝で、マリア・シャラポワ(ロシア)が故障のため途中棄権し、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に準決勝行きの切符を譲り渡した。

 第5シードのシャラポワは左腿の故障のためプレーを止めたとき、1-6 2-4で劣勢に立たされていた。シャラポワは、セットの間にコートから退出して治療を受けた。

「我々はふたりともいいプレーをしていたと思うけど、それから彼女は故障してしまった」とサバレンカは振り返った。

「彼女がすぐによくなるよう願っている」

 サバレンカは次のラウンドで、ワン・ヤファン(中国)と対戦する。ワンは予選から勝ち上がったモニカ・ニクレスク(ルーマニア)を2-6 7-6(4) 6-1で破った。

「ここでのWTAファイナルズに出場できるよう、シーズンを通してベストを尽くすわ」とサバレンカはコメントした。

「昨年私は本当に近づいたけど、ぎりぎりで出場権を得られなかったときには本当に腹が立って取り乱したわ。だけど今年、私は全力を尽くすつもりよ…昨年よりもいっそう」

 WTAファイナルズは今年から、深圳に開催地を変えて行われる。

 もうひとつの準決勝は、アリソン・リスク(アメリカ)とワイルドカード(主催者推薦枠)のベラ・ズボナレワ(ロシア)が対戦することになった。

 ズボナレワは前日に雨で中断されていた試合で第1セットを落としていたが、そこから巻き返して予選勝者のベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を4-6 7-5 6-3で退けた。一方のリスクは、ソラナ・シルステア(ルーマニア)を7-5 6-1で下した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年の珠海の大会でのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)
ZHUHAI, CHINA - NOVEMBER 02: Aryna Sabalenka of Belarusserves against Caroline Garcia of France during their group stage women's singles match on Day 4 of 2018 WTA Elite Trophy Zhuhai at Hengqin Tennis Center on November 2, 2018 in Zhuhai, China. (Photo by Fred Lee/Getty Images)

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