ナダルが主審のラモスに警告を受けるもデミノーに勝利 [オーストラリアン・オープン]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の大会5日目。

 第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第27シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を倒した男子シングル3回戦の試合で、主審のカルロス・ラモスが、彼は変わらず試合の規則の責任者であるところをナダルに優しく思い出させた。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が大坂なおみ(日清食品)に敗れたUSオープン決勝でも主審を務めたラモスは、金曜日の夜のロッド・レーバー・アリーナで、ナダルが6度目のマッチポイントを手にした場面でタイム・ウォーニングを与えた。

 2017年フレンチ・オープンでもナダルは、ゲーム間とサーブの前にナダルがとる時間の超過についてラモスから警告を受けていた。

 この3回戦の試合でナダルは6-1 6-2 6-4で勝利をおさめ、地元期待のデミノーにレッスンを与えた。

 前回ふたりがグランドスラム大会で対戦したのは昨年のウインブルドン3回戦でのことで、そのときもナダルはまったく同じスコアで勝っていた。

 デミノーは前週に開催された前哨戦のシドニー国際でATPツアー初優勝を果たし、勢いに乗ってオーストラリアン・オープンに乗り込んできた。しかし、それでもナダルには太刀打ちできなかった。

 ナダルは4回戦で、第18シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を5-7 6-3 7-5 6-4で破って勝ち上がったトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦する。

 これはナダルにとって3試合連続となるオーストラリア人相手の試合だった。彼は1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を、2回戦ではマシュー・エブデン(オーストラリア)を破っていたのだ。

「アレックスのようなオーストラリア人と対戦したとしても、観客の一部は僕のことを応援してくれている」と2009年全豪チャンピオンであるナダルは感謝の言葉を述べた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はラファエル・ナダル(スペイン)、後ろは主審のカルロス・ラモス
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 18: Rafael Nadal of Spain celebrates winning in his third round match against Alex De Minaur of Australia during day five of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 18, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Quinn Rooney/Getty Images)

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