クビトバが59分で17歳アニシモワの進撃を断つ [オーストラリアン・オープン]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の大会7日目、女子シングルス4回戦。

 17歳のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)の番狂わせの進撃に唐突な終止符を打つためには、2度ウインブルドンを制した第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が最高レベルでプレーする必要があった。

 28歳のクビトバは、またもアニシモワの餌食となることを望んではいなかった。アニシモワは、昨年のインディアンウェルズで彼女を破っていたのだ。そして彼女は今、1993年のジェニファー・カプリアティ(アメリカ)以来もっとも若いオーストラリアン・オープン4回戦進出者となっていた。

 この日の試合で6-2 6-1で勝つのに59分しかかけなかったクビトバは、安定性という意味で模範的だった。このラウンドを前にアニシモワに打ち負かされた他のシード選手たち――第24シードのレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)、第11シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)――は、そうではなかった。

 今、クビトバは9連勝中だ。彼女のメルボルンでの4勝は、先週のシドニーでの優勝のあとに続いた。そしてこの日の勝利で、全豪では2012年以来となる準々決勝進出を決めた。

「年を数えてみると、かなり長いわ」とクビトバは言った。

「でもときに、待ち時間というのは、待つだけの価値があるものなのよ。文句を言うつもりはまったくないわ」

 最初のゲームを含めてアニシモワのサービスゲームを5回ブレークしたクビトバは、自身は一度もブレークポイントに直面しなかった。彼女はファーストサービスの86%を成功させ、そのときのポイントは5本しか失わなかった。

「彼女が今日、ベストのプレーをしてくるとわかっていたから、私は一度も彼女とプレーしていないかのようなつもりでコート上に出ていった」とアニシモワは言った。

「彼女は、私に対するゲームプランをしっかりと持ってコートに現れた。これまでの試合と勝手が違ったから、私はどう対処すればいいかわからなくなってしまったの」

 クビトバは次のラウンドで、地元期待のアシュリー・バーティ(オーストラリア)と対戦する。第15シードのバーティはスリル溢れるフルセットの戦いの末、5度グランドスラム大会を制した第30シードのマリア・シャラポワ(ロシア)を4-6 6-1 6-4で倒した。

 試合が終わった時点で次の相手が誰になるか知らなかったクビトバは、「準々決勝の相手が誰だろうと構わない。私がそこにいるということが重要なのよ」とコメントしていた。

 アニシモワはグランドスラム大会での勝利と、より高まった名声を手に家に帰ることになる。彼女はラウンド間に気を散らすことになるため、自分のソーシャルメディアのアカウントからログアウトしなければならなかった。

「間違いなく、ここまで勝ち進めたのは素晴らしいことよ。ここにやって来たとき、私はただ1回戦に勝てるよう願っていた。だからここまで勝ち上がったというのは、私にとって大きな意味がある」と彼女は躍進した今大会を振り返った。

「この上に多くを築いていけるよう願うわ」

 クビトバは、チェコの自宅で強盗に負わされた左手のケガからの回復期間にあったため、2017年のオーストラリアン・オープン出場を断念しなければならなかった。そして昨年は、1回戦で敗退していた。

 これに先立つ唯一の対戦では、アニシモワが6-2 6-4で勝っていた。しかしクビトバは、今回は準備を整えてコートに足を踏み入れた。

 彼女は最初の3ポイントを取り、直ちにアニシモワをプレッシャー下においた。こうしていきなり3つのブレークポイントに直面したアニシモワは、最初のふたつをセーブしたが、クビトバの力強いバックハンドのサービスリターンが彼女を慌てさせ、第1ゲームを落としてしまった。

 0-3となった時点でも、アニシモワは大きなスイングでボールを打ち抜いていたが、クビトバは一貫してウィナーを打つにふさわしい場所にいた。

 最初のセットは32分で終わり、アニシモワは何が起きているか尋ねるように手を広げて肩をすくめるしかなかった。

 第2セットでのアニシモワは最初のゲームをキープしたが、それは彼女が取った最後のゲームになった。第5ゲームではサービスキープまであと1ポイントと迫り、まだ張り合っていたが、クビトバはそこから10ポイントを連取し、ふたたび若い挑戦者から試合を奪い去った。

「勝つべき者とみなされているときには、常にプレッシャーがあるものよ。対戦する選手がいかに若かろうと、何が起こるかわからない。若い選手たちには、失うものは何もない。彼女たちは怖い者知らずなのよ」とクビトバは試合後に語った。

「私はかなりいいスタートを切った。それで少し緊張感が解けたわ」と彼女は言い添えた。

「私はコートでの時間、テニスをプレーすることを心から楽しんでいる」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 20: Petra Kvitova of Czech Republic plays a forehand in her fourth round match against Amanda Anisimova of the United States during day seven of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 20, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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