錦織は第2セット途中でリタイア、ジョコビッチが準決勝へ [オーストラリアン・オープン]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦した第8シードの錦織圭(日清食品)は、第2セット第5ゲームが終了した時点でリタイアした。

 第セットを6-1で先取したジョコビッチが第2セットも4-1とリードした時点で、錦織が棄権を申し入れた。試合時間は52分。

 ジョコビッチが全豪で4強に勝ち進んだのは、6度目の優勝を果たした2016年以来となる。

 全豪に2年ぶり9度目の出場となった錦織は、過去3度(2012年、15~16年)のベスト8が最高成績。昨年は右手首のケガからの復帰途上だったため、出場を回避していた。

 今大会での錦織は、1回戦を予選勝者のカミル・マイクシャク(ポーランド)の第5セット途中棄権で勝ち進み、2回戦で39歳のイボ・カルロビッチ(クロアチア)を6-3 7-6(6) 5-7 5-7 7-6(10-7)で、3回戦でジョアン・ソウザ(ポルトガル)を7-6(6) 6-1 6-2で、4回戦では第23シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-7(8) 4-6 7-6(4) 6-4 7-6(10-8)で破って8強入りを決めていた。

 開幕戦のブリスベン(ATP250/ハードコート)で約3年ぶりにタイトルを獲得した錦織は、ツアー決勝での連敗を「9」でストップし、通算12回目の優勝を果たして今大会を迎えていた。

 この結果でジョコビッチは、錦織との対戦成績を16勝2敗とした。全豪では2016年の準々決勝で対戦し、ジョコビッチが6-3 6-2 6-4で勝っていた。

 2018年シーズンジョコビッチは、ウインブルドンとUSオープンを制してグランドスラム通算14勝目を挙げ、全米の前哨戦となるシンシナティ(ATP1000/ハードコート)では初優勝を果たしてマスターズ全制覇の偉業を達成した。

 ジョコビッチは準決勝で、第28シードのルカ・プイユ(フランス)と対戦する。プイユは準々決勝で、第16シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を7-6(4) 6-3 6-7(2) 6-4で下しての勝ち上がり。

※写真は準々決勝で対戦した錦織圭(日清食品/左)とノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 23: Kei Nishikori of Japan and Novak Djokovic of Serbia embrace at the net following their quarter final match during day 10 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 23, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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