今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・メルボルン／本戦1月14～27日／ハードコート）の女子ダブルス決勝で、ノーシードから勝ち上がってきたサマンサ・ストーサー（オーストラリア）／ジャン・シューアイ（中国）が第2シードのティメア・バボス（ハンガリー）／クリスティーナ・ムラデノビッチ（フランス）を6-3 6-4で下し、優勝を果たした。試合時間は1時間36分。

　ジャンとストーサーのコンビは、今回が15回目のダブルス出場。グランドスラムでは昨年のUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）で4強入りし、同年10月の香港（WTAインターナショナル／ハードコート）でタイトルを獲得していた。

　34歳で地元オーストラリアのストーサーは、2005年にスコット・ドレイパー（オーストラリア）とのコンビで制したミックスダブルスに続く全豪タイトルを獲得。30歳のジャンにとっては、キャリア初のグランドスラム制覇となった。

　今大会でのストーサー／ジャンは、1回戦でビクトリア・クズモバ／マグダレナ・リバリコバ（ともにスロバキア）を7-6(3) 6-2で、2回戦で第8シードのシェイ・スーウェイ（台湾）／アビゲイル・スピアーズ（アメリカ）を7-6(6) 6-2で、3回戦でアリゼ・コルネ（フランス）／ペトラ・マルティッチ（クロアチア）を7-5 6-3で、準々決勝で第1シードのバーボラ・クレイチコバ／カテリーナ・シニアコバ（ともにチェコ）を7-6(2) 7-6(4)で、準決勝ではバーボラ・ストリコバ／マルケタ・ボンドルソバ（ともにチェコ）を7-5 4-6 7-5で破って決勝進出を決めていた。

　ふたりはシングルスにも出場していたが、ジャンが3回戦で第6シードのエリナ・スビトリーナ（ウクライナ）に6-4 4-6 5-7で、ストーサーは1回戦で18歳のデヤナ・イエストレムスカ（ウクライナ）に5-7 2-6で敗れていた。

　大会連覇を目指していたバボス／ムラデノビッチは、昨年の全米に続いてグランドスラムの決勝で敗れた。

※写真は女子ダブルスで優勝を果たしたサマンサ・ストーサー（オーストラリア／左）とジャン・シューアイ（中国）
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 25: Samantha Stosur of Australia and Shuai Zhang of China pose with the cup after winning their Women's Doubles Final match against Timea Babos of Hungary and Kristina Mladenovic of France during day 12 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 25, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Mark Kolbe/Getty Images)