クビトバが最終セットに持ち込む、大坂はマッチポイント3本生かせず [オーストラリアン・オープン]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第4シードの大坂なおみ(日清食品)が第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦。第1セットを6-7(2)で落としたクビトバが第2セットを7-5で取り返し、最終セットに持ち込んだ。

 大坂は5-3としたあとの相手のサービスゲームでマッチポイントを3本つかんだが、決めきることができなかった。

 両者は今回が初対戦。2011年と14年にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)を制している28歳のクビトバは、ここまで1セットも落とさずに勝ち上がっていた。

 全豪に4年連続出場となる大坂は、昨年の大会で初めてグランドスラムの3回戦を突破。続く4回戦では、シモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6 2-6で敗れていた。

 今大会での大坂は、1回戦でマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-4 6-2で、2回戦でタマラ・ジダンセク(スロベニア)を6-2 6-4で、3回戦で第28シードのシェイ・スーウェイ(台湾)を5-7 6-4 6-1で、4回戦で第13シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を4-6 6-3 6-4で、準々決勝で第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-4 6-1で、準決勝では第7シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-2 4-6 6-4で破り、グランドスラム2大会連続となる決勝進出を決めていた。

 2018年シーズンの大坂は、3月にインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)でツアー初優勝を果たし、9月にはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で日本テニス史上初めてシングルスでのグランドスラム制覇の偉業を達成した。

 この試合の勝者は、タイトルとともに世界ナンバーワンの座を手にすることになる。

※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 26: Petra Kvitova of the Czech Republic celebrates a point in her Women's Singles Final match against Naomi Osaka of Japan during day 13 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 26, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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