エルベール/マウが2017年優勝ペアのコンティネン/ピアースを破り、生涯グランドスラムを達成 [オーストラリアン・オープン]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の男子ダブルス決勝で、第5シードのピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(ともにフランス)が第12シードのヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア)を6-4 7-6(1)で下して初優勝を飾った。試合時間は1時間38分。

 2015年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でグランドスラム初タイトルを獲得したエルベール/マウは、2016年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)と昨年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)を制しており、生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つの異なるグランドスラムで優勝すること)を達成した。

 マウとエルベールのコンビは初めてグランドスラムに出場した2015年の全豪でも決勝に進出したが、シモーネ・ボレッリ/ファビオ・フォニーニ(ともにイタリア)に4-6 4-6で敗れていた。

 ふたりはシングルスにも出場していたが、エルベールが3回戦で第16シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に4-6 4-6 6-7(6)で、マウは予選1回戦で敗れていた。

 今大会のエルベール/マウは、1回戦でダビド・マレーロ(スペイン)/ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を7-6(4) 6-3で、2回戦でデニス・モルチャノフ(ウクライナ)/イゴール・ゼレナイ(スロバキア)を7-5 6-7(5) 6-4で、3回戦で第11シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)を4-6 7-6(5) 6-4で、準々決勝で第4シードのボブ・ブライアン/マイク・ブライアン(ともにアメリカ)を6-4 7-6(3)で、準決勝ではライアン・ハリソン/サム・クエリー(ともにアメリカ)を6-4 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 2016年と17年にATPツアー最終戦(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)のタイトルを獲得したコンティネン/ピアースは、2017年の全豪に続くグランドスラム制覇はならなかった。

※写真は男子ダブルスで優勝を果たしたピエール ユーグ・エルベール(フランス/右)とニコラ・マウ(フランス/左)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 27: Pierre-Hugues Herbert and Nicolas Mahut of France pose with the championship trophy after their Men's Doubles Final match against John Peers of Australia and Henri Kontinen of Finland during day 14 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 27, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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