元世界4位のベルディヒ、順調に復帰 [南フランス・オープン]

フランス・モンペリエで開催されている「南フランス・オープン」(ATP250/2月4日~10日/賞金総額58万6140ユーロ/室内ハードコート)のシングルス1回戦で、元優勝者で元世界4位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)が予選を勝ち上がったマティアス・バッキンガー(ドイツ)を5-7 6-3 6-3で下し、勝利の帰還を果たした。ベルディヒの現在のランキングは79位tとなっている。

 背中の故障のため2018年シーズンを6月に終えることを余儀なくされたベルディヒは今年、順調な復帰ぶりを見せている。

「いい戦いだった。容易な試合ではなかったが、困難を乗り越えることができるのはうれしいもの。今日はそんな試合だった」とベルディヒはこの日のフルセットマッチを振り返った。

 2012年にこの室内ハードコートの大会で優勝したベルディヒは、直面した11回のブレークポイントのうち7本をセーブし、2時間12分で勝利をつかんだ。

 ベルディヒは次のラウンドで、第8シードのブノワ・ペール(フランス)と対戦する。ペールはこの日、エフゲニー・ドンスコイ(ロシア)を7-5 6-3で倒した。ベルディヒは、ペールに対する過去3対戦のすべてで勝っている。

 そのほかの試合では、エルネスツ・グルビス(ラトビア)、アントワーヌ・オアング(フランス)、フィリップ・クライノビッチ(セルビア)も2回戦に進んだ。

 クライノビッチが予選勝者のニコラ・マウ(フランス)に7-6(7) 6-4で、グルビスはホベルト・ホルカシュ(ポーランド)を6-4 7-6(5)で下した。

 予選勝者のオアングは、スティーブ・ダルシー(ベルギー)を6-1 6-2で倒した。今回、プロテクト・ランキング(故障のため戦線離脱した選手を救済する措置)で出場したダルシーは、右肘の慢性的故障のために2018年はまったく試合に出場していなかった。オアングは2回戦で第6シードのジェレミー・シャルディ(フランス)と対戦する。

 シャルディは前日に行われた1回戦で、ラッキールーザーのアドリアン・メネンデス マチェラス(スペイン)を6-1 6-1で下していた。

 また、第7シードのピエール ユーグ・エルベール(フランス)はデニス・クドラ(アメリカ)を6-2 6-1で退けた。

 今大会の第1シードはルカ・プイユ(フランス)、第2シードがダビド・ゴファン(ベルギー)、第3シードがデニス・シャポバロフ(カナダ)、第4シードはジル・シモン(フランス)となっており、それぞれ1回戦がBYEで免除されている。

 水曜日に行われる初戦の2回戦にゴファンとシモンが登場し、ゴファンがクライノビッチと、シモンはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)
MONTPELLIER, FRANCE - February 5: Tomas Berdych of Czech Republic in action against Matthias Bachinger of Germany during the Open Sud de France Tennis Tournament at the Sud de France Arena on February 5th 2019, Montpellier, France (Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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