ベルディヒがふたつのマッチポイントを凌いでベスト4進出 [南フランス・オープン]

フランス・モンペリエで開催されている「南フランス・オープン」(ATP250/2月4日~10日/賞金総額58万6140ユーロ/室内ハードコート)のシングルス準々決勝で、元世界4位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)がふたつのマッチポイントを凌いだ末にフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を7-6(3) 6-7(5) 7-5で下し、苦労を乗り越えてベスト4進出を決めた。

 ふたりがATPツアーの試合で対戦したのは初めてのことだったが、これは記憶に残る熱戦となった。

 ベルディヒが第2セットでブレークを果たしたときには、彼がストレートで勝つかに見えていた。しかしクライノビッチはブレークバックしてタイブレークを制し、それから第3セットで5-4、40-15とリードした。

 クライノビッチは2017年パリ・マスターズで、予選から勝ち上がって決勝に進出するという驚きの進撃をやってのけた選手である。

 しかし、2012年の同大会優勝者ながら今回ノーシードのベルディヒは、そこから試合をひっくり返すことに成功した。

 33歳のベルディヒは次に、第7シードのピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦する。エルベールは、第3シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-5 7-6(4)で下して準決勝に進出した。

 今年の初頭にドーハ・オープンで実現したふたりの間での唯一の対戦では、ベルディヒがエルベールを倒している。

 一方、地元勢対決となったもうひとつの準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は18本のサービスエースを記録したが、第6シードのジェレミー・シャルディ(フランス)を6-7(6) 7-6(4) 6-4で倒すのに4つのマッチポイントを必要とした。

 ツォンガは準決勝で、ラドゥ・アルボット(モルドバ)と対戦する。アルボットは、予選から勝ち上がってきたベテランのマルコス・バグダティス(キプロス)を6-2 7-6(2)で下して4強入りを決めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオーストラリアン・オープンでのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 18: Tomas Berdych of Czech Republic plays a forehand in his third round match against Diego Schwartzman of Argentina during day five of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 18, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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