最終試合のダブルスは、スペインが第1セットを先取 [フェド杯ワールドグループ2部 日本対スペイン]

女子テニスの国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のワールドグループ2部1回戦「日本対スペイン」(2月9、10日/福岡県北九州市・北九州市立総合体育館/室内ハードコート)の最終試合のダブルスで日本の加藤未唯(ザイマックス:複47位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複23位)がスペインのジョルジーナ・ガルシア ペレス(複95位)/マリア ホセ・マルチネス サンチェス(複16位)と対戦し、第1セットは6-1でスペインが先取した。

 スペインは当初出場予定だったアリョーナ・ボルソバ ザドイノフ(複380位)を外し、直前のシングルスで勝利を挙げたばかりのガルシア ペレスをマルチネス サンチェスのパートナーとして起用した。

 二宮と加藤は、今回が3回目のフェド杯出場。同ペアでダブルス5試合に出場し、5勝0敗の戦績を挙げている。昨年はフェド杯で日本のワールドグループ2部復帰に貢献し、9月には東京(WTAプレミア/室内ハードコート)で同ペアでのWTAツアー初優勝を果たした。

 初日を1勝1敗で終えた日本は、2日目の第1試合で奈良くるみ(安藤証券:単156位)がシルビア・ソレール エスピノーサ(単190位)を7-6(3) 6-4で破って王手をかけたが、続く試合で日比野菜緒(ブラス:単123位)がガルシア ペレス(単161位)に3-6 6-1 1-6で敗れ、スペインが最終試合に持ち込んでいる。

 フェド杯は男子のデビスカップ(デ杯)と同様に、ITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦。世界の上位16ヵ国が争うトップカテゴリーは「ワールドグループ」と「ワールドグループII」の2部(8ヵ国ずつ)に分けられている。

 日本は昨年、アジア・オセアニアグループ1部(インド・ニューデリー/2月7~10日/ハードコート)で3年ぶりに優勝。ワールドグループ2部プレーオフ(4月21、22日/兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)ではイギリスを3勝2敗で破り、2014年以来となるワールドグループ2部復帰を決めた。

 スペインは昨年のワールドグループ2部1回戦(イタリア・キエーティ/2月10、11日/室内クレーコート)でイタリアに2勝3敗で敗れ、プレーオフ(スペイン・カルタヘナ/4月21、22日/クレーコート)ではパラグアイを3勝1敗で下してワールドグループ2部に残留した。

 両国は過去に1994年と2013年に2度対戦があり、いずれもスペインが勝利をおさめている。

※文中の世界ランクは2月4日付

ワールドグループ2部1回戦 日本 2-2 スペイン

第1日|2月9日(土)

第1試合 ○日比野菜緒(ブラス:単123位)6-4 6-2 ●サラ・ソリベス トルモ(単78位)

第2試合 ●土居美咲(ミキハウス:単121位)2-6 6-4 6-7(2) ○ジョルジーナ・ガルシア ペレス(単161位)

第2日|2月10日(日)

第3試合 ○奈良くるみ(安藤証券:単156位)7-6(3) 6-4 ●シルビア・ソレール エスピノーサ(単190位)

第4試合 ●日比野菜緒(ブラス:単123位)3-6 6-1 1-6 ○ジョルジーナ・ガルシア ペレス(単161位)

第5試合 加藤未唯(ザイマックス:複47位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複23位)vs ジョルジーナ・ガルシア ペレス(複95位)/マリア ホセ・マルチネス サンチェス(複16位)

※写真は加藤未唯(右)/二宮真琴
撮影◎宮原和也 / KAZUYA MIYAHARA

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