大坂が2度目のグランドスラム優勝の2週間後、コーチと別離
大坂なおみ(日清食品)が、オーストラリアン・オープンに優勝して2度目のグランドスラム・タイトルをつかんで世界ランク1位に浮上してからわずか2週間後、コーチのサーシャ・バインと別離し、世界をあっと言わせた。
「みんな、私はもうサーシャといっしょに仕事はしません」と大坂は月曜日にツイッター上にメッセージを投稿した。
「彼のこれまでの仕事に感謝し、彼の未来の幸運を祈ります」
大坂の代理人はAP通信の問い合わせに対し、大坂がもはや、2018年最優秀コーチ賞を受賞したバインといっしょに働いていないことを裏付けたが、それ以上のことには言及しなかった。
大坂のツイートから30分もしないときに、バインはやはりツイッターで彼女のツイートに答えた。彼は大坂にお礼をいい、こう書いた。
「ただただ君の成功と幸福を祈っている。なんと素晴らしい旅だったことか。僕をこの冒険の一員にしてくれてありがとう」
大坂は2018年シーズンの前にバインをコーチとして雇用した。それに先立ち、彼はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)らのヒッティングパートナーとして働いていた。
大坂は、背中の故障を理由にカタール・オープン出場を取り消していた。
1月26日のオーストラリアン・オープン決勝で、大坂は3セットの戦いの末にぺトラ・クビトバ(チェコ)を破って優勝した。それは、先の9月にセレナをストレートで破って獲得したUSオープンのタイトルに続く、グランドスラム大会での2つ目の栄冠だった。
この2連続の優勝で、21歳の大坂は、2014年から2015年にかけてのセレナ以来となる、2つのグランドスラム大会に連続で優勝した女子プレーヤーとなった。
また大坂は、2010年に20歳で世界1位となったウォズニアッキ以降でもっとも若い世界1位の女子選手となり、男子、女子のランキングで世界1位となった初のアジア人テニスプレーヤーとなった。日本人の母、ハイチ人の父を持つ彼女は日本で生まれ、3歳のときにアメリカに移住。彼女は二重国籍を持ち、現在はフロリダをベースとしている。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はオーストラリアン・オープンでの大坂なおみ(日本/日清食品)とサーシャ・バイン コーチ(撮影◎小山真司)
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