大坂がサーシャとの離別について説明 [ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権]

アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTAプレミア5/2月17~23日/賞金総額282万8000ドル/ハードコート)に第1シードとして出場する大坂なおみ(日清食品)は、試合に先立つ記者会見で各国記者たちから2月12日に発表した元コーチのサーシャ・バイン氏との離別について質問された。

 大坂は、バイン氏をコーチとしていた期間中の2018年インディアンウェルズ(キャリア初優勝)、USオープン、2019年オーストラリアン・オープンで優勝を遂げていた。

「その質問が出ることは予想していたわ」と大坂は微笑みながら語り、まず、離別の理由は金銭的問題による摩擦であるという噂を否定した。

「皆がお金の問題で別れたと考えているようだけれど、実際にはそうではない。それは耳にした中でもっともつらい、心を傷つけられることの一つ」と大坂はコメントした。

 彼女は「成功よりも幸せでいることのほうが重要」とも話したが、それ以上の深い理由についてははっきりと説明しなかった。ただ、オーストラリアン・オープンの最中から心にあったことだとし、「ある人々は、私たちのやり取りから何となく感じ取っていたでしょう」と言い添えた。 

 大坂は、「彼には感謝している。彼のおかげでいろいろな人に心を開けるようになったので、悪い形では別れたくなかった」と説明し、この決断を下してからの自分の心境については、「とてもハッピーよ。私は非常に思いやりのある人々に囲まれている。彼らはポジティブなエネルギーに溢れている」と言った。

 大坂は、ドバイが終わったあと新しいコーチを探す予定で、ドバイには、子供時代のコーチだった父親と、これまで通りのサポートチーム、そして日本のナショナルチームコーチである吉川真司氏を同伴している。

 吉川コーチについては、「私の(専属の)コーチというわけではない。彼は私が16歳のときから助けてくれている人で、私のプレーをよく理解している。彼がここに来てくれたのはいいこと」と話した。

 世界1位となってから初めての試合をプレーする大坂は、初戦の2回戦でクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)と対戦する。(テニスマガジン)

※写真は大坂なおみ(日清食品)
DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - FEBRUARY 17: Naomi Osaka of Japan speaks to media during day one of the WTA Dubai Duty Free Tennis Championship at the Dubai Tennis Stadium on February 17, 2019 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Francois Nel/Getty Images)

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