クビトバ、ハレプ、プリスコバの上位3シードが準々決勝進出 [ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権]
アラブ首長国連邦・ドバイで開催されている「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTAプレミア5/2月17~23日/賞金総額282万8000ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、オーストラリアン・オープン準優勝のペトラ・クビトバ(チェコ)と元世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が風の強い難しいコンディションを克服して準々決勝に進出した。
第2シードのクビトバは、自らのサービスに苦しんでいたにもかかわらず、予選勝者のジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を7-5 1-6 6-3で下した。また、第3シードのハレプはレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)を6-3 7-5で退けた。
オーストラリアン・オープン優勝の大坂なおみ(日清食品)がWTAランキングで世界1位となって以来、初の試合で敗れた翌日、第5シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)もまたシェイ・スーウェイ(台湾)に7-5 4-6 0-6で敗れた。
2013年大会優勝者のクビトバは、第2セットの最初のゲームで4つのブレークポイントを手にしながらものにすることができず、それから2度、相手にブレークを許して0-4とリードされたときには、ひどく四苦八苦しているように見えていた。彼女はサービスを落とした双方のゲームで、一度ずつダブルフォールトをおかしていた。
しかしクビトバは、第3セットの第1ゲームで2度ブレークポイントをセーブし、続いてブレイディのサービスをブレークして勝負を分けるリードを奪った。最初のマッチポイントで、この日10度目のダブルフォールトをおかしたあと、クビトバはひるまずにネットに出てウィナーを決め、勝利を確定させた。
「正直言って、今日は風が本当にひどかった。あの風の中で道を切り開くのは、すごく難しかった」とクビトバは振り返った。
「今日はまったくいいサービスが打てなかった。本当に四苦八苦することになったわ」
カタール・オープンでもツレンコを倒していたハレプは、同じ相手に対してここ2週間で2度目の勝利をおさめるのに、それほど苦労しなかった。第2セット5-4からツレンコがサービスゲームを迎えたときにブレークバックしなければならなかったとはいえ、ハレプは最後の12ポイントを連取して勝利をもぎ取った。
「自分の最高レベルに近いプレーをしていると感じている」と2015年大会優勝者のハレプはコメントした。
「私の精神姿勢は今、ただできる限り迅速にポイントを終わらせる、ということ。私はよりアグレッシブにプレーしようと努めている。私はよりリラックスしている。そして自分にプレッシャーをかけるようなことはしない。また、どんな期待も抱いていない。そんなふうな気持ちであるとき、私はよりよいプレーをすることができるのよ」
また、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がアリソン・リスク(アメリカ)を7-6(3) 7-6(5)で倒し、やはりベスト8に駒を進めた。第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は第12シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を6-1 6-2で退けた。
木曜日に行われる準々決勝の最初のカードは、シェイとプリスコバの対戦となる。クビトバの準々決勝の相手は、ビクトリア・クズモバ(スロバキア)だ。クズモバは、ソフィア・ケネン(アメリカ)に1-6 7-5 6-2で逆転勝ちした。
ハレプは次にベリンダ・ベンチッチ(スイス)と相対する。ベンチッチはこの日の3回戦で、第8シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に6-4 2-6 7-6(7)で競り勝った。
一方、大坂を倒したクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)はこの日、カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)に5-7 5-7で敗れた。スアレス ナバロは、準々決勝でスビトリーナと対戦する。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)
DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - FEBRUARY 20: Patra Kvitova of Czech Republic in action against Jennifer Brady of United States during day four of the Dubai Duty Free Tennis Championships at Dubai Tennis Stadium on February 20, 2019 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Francois Nel/Getty Images)
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