ATPツアー公式戦の「デルレイビーチ・オープン」(ATP250/アメリカ・フロリダ州デルレイビーチ/2月18~24日/賞金総額65万1215ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、予選から勝ち上がってきたダニエル・エバンズ(イギリス)が第2シードのジョン・イズナー(アメリカ)を3-6 6-2 6-3で倒し、決勝進出を果たした。

「とてもありきたりに聞こえるかもしれないけど、僕はただ目の前の試合に取り組むだけだ」とエバンズはコメントした。

 この準決勝での勝利は、エバンズにとってツアーレベルでのマッチ40勝目となった。彼はコカイン使用で陽性反応を示したため、2017年4月から1年間に渡ってツアーでの活動を禁止されていた。

「このスポーツの世界では多くのアップダウンがあるから、早く回復できるような活力を持ち続けなければならない」とエバンズは語った。

「僕の転落は、明らかに自分自身の悪行によるものだった。それについては、僕自身のメンタル的なものだと言えるだろう」

 エバンズは決勝で、ラドゥ・アルボット(モルドバ)と対戦する。アルボットはナイターで行われた準決勝で、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を3-6 6-0 6-0で下して勝ち上がった。

 この結果でアルボットは、ATPツアーで決勝に進出した最初のモルドバ人となった。

「素晴らしい成果だと思う」とアルボットは喜びを表現した。

「これは僕にとってキャリア3度目の準決勝であり、今回は勝つことができた。僕はもう何年も、世界のあらゆるところで国旗を掲げる僕の国の“最初の選手”であり続けてきたんだ」

 現在世界ランク148位のエバンズは今週、3人のシード選手を倒したことになる。彼は1回戦で第3シードで前年覇者のフランシス・ティアフォー(アメリカ)を、準々決勝では第6シードのアンドレアス・セッピ(イタリア)を破っていた。

 エバンズがツアーでこれ以前に至った唯一の決勝は2017年シドニーで、そのときはジル・ミュラー(ルクセンブルク)に敗れていた。

 イズナーは2012年から3年連続で準決勝に進出していたが、一度も決勝に勝ち進んだことはない。彼は先週のニューヨーク・オープンでも、準決勝で敗退していた。

 今週プレーした自分のサービスゲームを31回連続でキープしていたイズナーだったが、この試合ではエバンズに3度ブレークされた。

「まいったね。ここでの準決勝には、何かがあるみたいだ」とイズナーは言った。

「準決勝までの僕は、決して悪くないプレーをしていた。これだけ何度も準決勝で負けると、精神的に堪え始めるよ。僕はある意味で道に迷っていた。今日は戦略的にまずいプレーをしてしまい、その代償を払うことになったのだと思う。彼はとにかく多くのボールを返し続けていた」

 一方のマクドナルドは、第1セットを取ったあとに目に見えて力を落としてしまった。そして彼はほとんど抵抗することもなく、最後の12ゲームを連続で落とした。

 アルボットは第3セットの第1ゲームでふたつのブレークポイントを凌がねばならなかったが、それがこの試合でマクドナルドが見せた最後の抵抗だった。マクドナルドは最後の5ゲームで、わずか5ポイントしか取ることができなかった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオーストラリアン・オープンでのダニエル・エバンズ(イギリス)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 11: Daniel Evans of Great Britain plays a backhand in his match against Paolo Lorenzi of Italy during Qualifying ahead of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 11, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Graham Denholm/Getty Images)

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