2016年決勝カードの再現はセレナがアザレンカに勝利 [BNPパリバ・オープン]
WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月6~17日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が2時間を超える試合でビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を7-5 6-3で下し、初戦を突破した。
これは2016年の同大会決勝の再現となるカードで、そのときにはアザレンカが6-4 6-4で勝っていた。このふたりのグランドスラム・チャンピオンの対戦は、その2016年決勝以来のことだった。
ふたりはともに産休を経て2017年の大会を欠場し、1年前にカリフォルニアの砂漠に戻ってきた。セレナはそれ以来、2つのグランドスラムで決勝に至り、世界ランクでトップ10に復帰した。
「ここまで険しい道のりだったわ」とセレナは語った。
「私たちふたりは、できる限りベストを尽くそうとしているお互いの努力の価値を、認め合っていると思う」
アザレンカは幼い息子の養育権を巡る問題に関わったあと、依然として個人的生活に落ち着きと秩序を取り戻そうとしているところだ。
セレナは4本のサービスエースを決め、9本のダブルフォールトを犯し、相手に与えた15のブレークポイントのうち11本をセーブした。
「彼女は、私がこれまでの人生で対戦した中でもっとも厳しい相手であると同時に、プレーするのが大好きな相手でもあるの」とアザレンカはコメントした。
「私がいまだプレーしているのは、チャレンジを楽しんでいるからよ。もし簡単だったら、そして退屈だったら、プレーしたくはないわ」
ふたりの女性は試合後、ネット際で暖かい抱擁を交わし合った。
そのほかの試合では、第16シードのエリース・メルテンス(ベルギー)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した17歳のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-4 6-2で、第7シードのキキ・バーテンズ(オランダ)がマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-4 6-1で、第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)はソフィア・ケネン(アメリカ)を3-6 7-6(5) 6-4で破り、それぞれ3回戦に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は2回戦で対戦したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/左)とビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/右)
INDIAN WELLS, CALIFORNIA - MARCH 08: Serena Williams of the United States shares a moment with Victoria Azarenka of Belarus after their women's singles second round match on Day 5 of the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 08, 2019 in Indian Wells, California. (Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)
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