ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月7~17日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)がフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を6-3 6-4で破り、ベスト8に進出した。

 クライノビッチは予選の2試合に勝ってメインドローに入ったあと、本戦での最初の3試合に勝つ過程で1セットも落としていなかった。しかし彼もまた、ナダルを克服することはできなかった。

 太陽が輝き、風の強かったこの日、1時間半を要したこの試合でナダルは1度しか自分のサービスゲームを落としさなかった。

「おそらく彼は、昨日ほどいいプレーができていなかった。たぶんコンディションせいかもしれない」とナダルは振り返った。

 ナダルは次の準々決勝で、第12シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。ハチャノフは、第8シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-4 7-6(1)で退けた。

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と大坂なおみ(日清食品)のふたりの世界ナンバーワンがストレートで敗れるなど番狂わせに溢れた日の翌日、ナダルはドローの下半分の準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)と対戦するための道の上にとどまっている。

 一方で上半分のドローは、第1シードのジョコビッチと第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の思いがけない敗退で、揺り動かされていた。

 番狂わせの話が出たとき、「選手間の実力差は決して膨大ではない。そのギャップは小さいんだ」とナダルはコメントした。

「確かにここ10年、あまり頻繁に起きてはいなかったけどね」

 第4シードのフェデラーは、第22シードのカイル・エドマンド(イギリス)を6-1 6-4で下した。彼の次の相手は、第24シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-6(3) 2-6 6-3で破って勝ち上がった22歳のホベルト・ホルカシュ(ポーランド)に決まった。ふたりは今回が初対戦となる。

 また、第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)は40歳のイボ・カルロビッチ(クロアチア)を6-4 6-3で倒し、第18シードのガエル・モンフィス(フランス)との準々決勝に勝ち進んだ。モンフィスは、ジョコビッチを倒したフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に6-0 6-2で快勝した。

 世界ランク130位に位置するミオミル・キツマノビッチ(セルビア)は、対戦相手の西岡良仁(ミキハウス)が第1セットを4-6で落としたあとに棄権したため準々決勝に駒を進めた。西岡は最終的にリタイアを決める前に、コート上で治療を受けた。

 ケビン・アンダーソン(南アフリカ)が肘の故障で出場を取り消したため本戦に滑り込んだ19歳のキツマノビッチは、彼自身の歴史を築くことになった。彼はこの大会がマスターズ1000となった1990年以降に、準々決勝に至った最初のラッキールーザーとなった。

 キツマノビッチはまた、来週のマイアミでもワイルドカード(主催者推薦枠)を授けられるという幸運を手にした。

「(何人か出場したセルビアの選手の中で)ノバク以外の誰かがまだ残っているなんて、面白いことだよね」とキツマノビッチは、火曜日に番狂わせを食らって敗退した母国の英雄で世界1位のジョコビッチについて語った。

「ついてるようだから、宝くじを買うよ」とキツマノビッチはジョークを飛ばした。彼は次の準々決勝で、第13シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。ラオニッチは4回戦で、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-4 6-3で下して8強入りを決めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はラファエル・ナダル(スペイン)
INDIAN WELLS, CALIFORNIA - MARCH 13: Rafael Nadal of Spain plays a forehand against Filip Krajinovic of Serbia during their match at the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 13, 2019 in Indian Wells, California. (Photo by Sean M. Haffey/Getty Images)

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