WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月6~17日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のビアンカ・アンドレスク(カナダ)がグランドスラム大会を2度制した強豪のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)をわずか52分しかかけずに6-0 6-1で下し、ベスト4進出を果たした。

 アンドレスクはムグルッサに対する試合で、最初の9ゲームを連取した。第20シードのムグルッサは、第2セット1-4の劣勢に立たされているときに初めてコーチをコートに呼んだ。コーチは彼女に、「何かを変えるよう」促した。

「私が何か違ったことを試すたびに、彼女はよりよいショットで応じてくると感じたわ。彼女は終始、高いレベルを保っていた」とムグルッサは試合後に語った。

 ムグルッサのサービスゲームをラブゲームでブレークしたアンドレスクは、それからデュースのあとにフォアハンドで連続2本のウィナーを決め、サービスキープで試合を締めくくった。

「私はただコートに出て、思い切って打っていった。コートの向こう側に誰がいるかに気持ちを集中させることはなかったわ」とアンドレスクは振り返った。

「その姿勢が大きな助けとなった。私は自分のサービスを活かして戦った。また今日、彼女はあまりいいサーブを打てていなかったから、そこを攻めていくことができたと思う」

 インディアンウェルズに初めて出場したアンドレスクは、1回戦で3セットマッチを強いられていた。それから彼女は、第32シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)、予選勝者のシュテファニー・フェーゲレ(スイス)、第18シードのワン・チャン(中国)をストレートで破り、この日はムグルッサをも退けた。

 大会の歴史の中で、アンドレスクはワイルドカードから準決勝に進出した3人目の選手だ。これ以前では、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が2015年に同大会に戻ってきた際に、ワイルドカードによる出場でベスト4入りしていた。

「ここ数ヵ月で自分がやってのけたことは、信じられないようなことだわ。うれしいという言葉では足りないくらいよ」とアンドレスクはオンコートインタビューで語った。

 彼女はオークランドで準優勝し、ここにやってくる前にアカプルコで準決勝に進出した。

「私は1年ほど前から、これらのハイレベルの大会でプレーし始めたの。試合を重ねるごとに、経験値を積んでいると感じているわ」とアンドレスクはコメントした。

「今年、ここまで重ねてきたすべての勝利が私の自信になっているの」

 カナダで生まれたアンドレスクは、7歳のときに両親が働いていたルーマニアでテニスを始めた。一家は彼女が11歳のときにカナダに戻り、彼女はカナダのナショナル・トレーニング・プログラムに加わることになった。

「彼女が優秀なのは知ってたけど、6-0 6-1とは驚いたよ。彼女はムグルッサを粉砕した」と同胞のデニス・シャポバロフ(カナダ)は祝福した。彼は、前日に日本の錦織圭(日清食品)を破っていたホベルト・ホルカシュ(ポーランド)に6-7(3) 6-2 3-6で競り負け、カナダの快進撃を続けることができなかった。

「僕ら(シャポバロフとアンドレスク)は一緒に育ったんだ。本当に下から、一緒にスタートした。だから彼女が活躍をしているのを目にするのは、本当に素晴らしいことだ」

 アンドレスクは準決勝で、第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。スビトリーナは準々決勝で、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)に4-6 6-4 6-4で競り勝った。ボンドルソバは前日に、世界ランク2位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)から金星を挙げていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はビアンカ・アンドレスク(カナダ)
INDIAN WELLS, CALIFORNIA - MARCH 13: Bianca Andreescu of Canada celebrates while playing Garbine Muguruza of Spain during the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 13, 2019 in Indian Wells, California. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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