男子は修道、敦賀気比、名古屋、東山などが1回戦を突破 [2019高校センバツ]

「第40回全国選抜高校テニス大会」(3月20~26日/団体戦:博多の森テニス競技場、個人戦:春日公園テニスコート、博多の森テニス競技場)の競技初日、21日(木・祝)は男女団体1回戦が各16試合行われた。

 札幌開成中等教育学校(北海道)は札幌市初の中等教育学校として2015年に開校。そこから4年で選抜切符を勝ち取った。修道(広島)との1回戦は、シングルス2連勝で初出場初勝利に王手をかけたが、あと1勝が遠く、2勝3敗で逆転負けに終わった。

「勝利が見えたのは確かですが、そこから難しいのもわかっていました。悔しいですが、みんな頑張ってくれました」と森誠一郎監督。主将の新山悠永も「全国の雰囲気はやはり違ったけれど、それぞれ課題も見つかって、よい経験になりました」と前を向いた。

 昨夏のインターハイ準優勝校でもある早稲田実業(東京)は2勝3敗で敦賀気比(福井)に屈した。2勝1敗で迎えたD2でマッチポイントをつかみながらも落とすと、S3対決もファイナルタイブレークをものにできず、無念の初戦敗退となった。

 チームの勝利を決めた敦賀気比のS3伊藤空央は「コートに入ったときは緊張したけれど、途中からほぐれてきた。みんながつないでくれたし、早実に勝ててうれしい」と満面の笑顔を見せた。

チームの勝利を決めた瞬間の伊藤(敦賀気比)

 名古屋(愛知)と東陵(宮城)の1回戦は名古屋が4勝1敗で勝利。東陵は菅野晟司/平田翔のD1対決を制して1勝を挙げたものの、シングルス3本は力の差を見せつけられた。それでも東陵の鎌田淳監督は「少しずつレベルアップしている実感はあります。もっと精度を上げれば勝利もつかめる」と手応えを感じたようだった。

名古屋(愛知/手前)と東陵(宮城)の戦いは名古屋の勝利

 東山(京都)と東京学館浦安(千葉)は1回戦屈指の好カード。予想通り、どの試合も接戦が展開されたが、最後は東山が3勝2敗で勝利。駿台甲府(山梨)と静岡市立(静岡)の隣県対決も3勝2敗のスコアで駿台甲府が制した。

堀川莞世(東山)と渡辺雄大(東京学館浦安)のS2対決

 大会2日目の22日(金)は、男女ともに団体戦の2回戦が博多の森テニス競技場で行われる。試合開始時間は9時の予定。

編集部◎牧野 正 写真◎上野弘明

※トップ写真は、初出場も1回戦敗退に終わった札幌開成中等教育学校(北海道)

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