大会2連覇中だったジョンソンが241位のガランに敗れる波乱 [Fayez Sarofim & Co. US男子クレーコート選手権]

ATPツアー公式戦の「Fayez Sarofim & Co. US男子クレーコート選手権」(ATP250/アメリカ・テキサス州ヒューストン/4月8~14日/賞金総額65万2245ドル/クレーコート)のシングルス2回戦で、大会2連覇中だったスティーブ・ジョンソン(アメリカ)が予選から勝ち上がってきた世界ランク241位のダニエル エライ・ガラン(コロンビア)に3-6 3-6で敗れた。

 この結果でジョンソンは今季の成績を4勝8敗とし、同大会での連勝は「9」でストップした。第1シードだったジョンソンは1回戦をBYEで免除されていたため、これは彼にとっての初戦だった。

 火曜日に1回戦を戦うまで、22歳のガランはATPツアーの本戦では1勝しかしていなかった。

 ガランは金曜日の準々決勝で、第7シードのジョーダン・トンプソン(オーストラリア)と対戦する。トンプソンはこの日、予選勝者で世界224位のサンチアゴ・ヒラルド(コロンビア)に4-6 7-6(1) 7-5で競り勝った。

 ヒラルドは第3セット5-3から自分のサービスゲームを迎えたが、トンプソンがブレークバックに成功し、そこから4ゲームを連取して勝利をもぎ取った。

 これらの試合に先立ち、元トップ10選手のヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)が第3シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を 6-3 6-4で下し、ツアーで2年半ぶりの8強入りを決めた。

 ハムストリングに手術を受けて16ヵ月をコート外で過ごした34歳のティプサレビッチは、今年のオーストラリアン・オープンで復帰を果たした。

 故障による不在のせいでランキングを372位まで落としていたティプサレビッチは、ヒューストンにはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した。ATPによれば、彼は1979年以降でもっともランキングの低い同大会の準々決勝進出者だ。

 2017年シーズンを最後に、ティプサレビッチは先月のマイアミ・オープンまでATPツアーの大会でマッチ勝利をおさめていなかった。彼がツアーでベスト8に進出したのは、2016年10月の深圳オープン以来となる。

 ティプサレビッチの次の相手は、ギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)を6-4 6-3で下して勝ち上がった第8シードのサム・クエリー(アメリカ)となった。

 クエリーは自らのサービスからの54ポイントのうち43本を取り、直面したたったひとつのブレークポイントをセーブして、ほぼ危なげなく勝利を決めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年のフレンチ・オープンでのスティーブ・ジョンソン(アメリカ)
PARIS, FRANCE - MAY 29: Steve Johnson of The United States plays a forehand during the mens singles first round match against Adrian Mannarino of France during day three of the 2018 French Open at Roland Garros on May 29, 2018 in Paris, France. (Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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