バーティがアザレンカを倒して1勝1敗のタイに持ち込む [フェド杯オーストラリア対ベラルーシ]

女子テニスの国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のワールドグループ準決勝「オーストラリア対ベラルーシ」(4月20、21日/オーストラリア・ブリスベン/ハードコート)の初日が終了し、アシュリー・バーティ(オーストラリア)がツアーでダブルスを組むこともあるビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を7-6(2) 6-3で下し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 パット・ラフター・アリーナでのバーティの勝利によって、フェド杯におけるアザレンカの連勝記録は「13」で終止符が打たれた。

「第1セットがカギだということはわかっていたわ」とバーティは初日のシングルスのあとに語った。

「私はただコートに出て行って、すべてを正しく行うことだけに集中していた。今週を通し、本当にしっかり準備をしたわ。このために私たちは練習している。私たちは、ここ一番の場面で気合を入れて戦いたいの。あとはコートに出て行って、楽しむだけよ」

 この試合に先立ち、アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を7-5 5-7 6-3で下し、ベラルーシが1勝目を挙げていた。

 4-5からブレークバックに成功したサバレンカは、最後の3ゲームを連取して第1セットを奪った。第2セットもサバレンカが2-0とリードを奪ったが、そこからブレークが7ゲーム続く競り合いをストーサーが制して第3セットに持ち込んだ。

 最終セットではサバレンカが第1ゲームでふたつのブレークポイントを凌いで第4ゲームで逆にブレークに成功し、最後はサービスキープで2時間47分の戦いに終止符を打った。

「信じられないような試合だった」とサバレンカは振り返った。

「彼女はすごく俊敏にプレーし、私は彼女のリターンに触ることができなかった」

 両チームは日曜日に相手を入れ替えたシングルス2試合と、ダブルス1試合を戦うことを予定している。

 両国がフェドカップで対戦するのは、今回が初となる。オーストラリアがフェドカップの準決勝を戦うのは2014年以来で、そのときはドイツに1勝3敗で敗れていた。オーストラリアは、1993年以来となるワールドグループ決勝進出を目指している。

 対するベラルーシは、3年連続で準決勝を戦っている。2017年には決勝に進出したが、アメリカに2勝3敗で敗れて準優勝に終わっていた。

 もうひとつの準決勝では、フランスがルーアンの室内クレーコートでルーマニアを迎え撃つ。準決勝の勝者は、11月9日と10日にかけてタイトルを争うことになる。オーストラリアがもし勝ち上がれば、ホームで決勝をプレーすることができる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は第2試合で勝ち星を挙げたオーストラリアのアシュリー・バーティ(右)とアリシア・モリック監督(左)
BRISBANE, AUSTRALIA - APRIL 20: Ashleigh Barty of Australia celebrates with Captain Alicia Molik after winning her match against Victoria Azarenka of Belarus during the Fed Cup World Group Semi Final - Australia v Belarus at Pat Rafter Arena on April 20, 2019 in Brisbane, Australia. (Photo by Chris Hyde/Getty Images)

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