錦織はメドベデフに競り負け決勝進出ならず [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]

ATPツアー公式戦の「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・バルセロナ/4月22~28日/賞金総額274万6455ユーロ/クレーコート)のシングルス準決勝で、第4シードの錦織圭(日清食品)は第7シードのダニール・メドベデフ(ロシア)に4-6 6-3 5-7で敗れた。試合時間は2時間24分。

 バルセロナに2年連続8度目の出場となった錦織は、2014年と15年に2連覇を達成。昨年はギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)との2回戦を、第1セット終了後にリタイアしていた。

 今大会での錦織は、初戦となった2回戦でテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-5 6-2で破って3大会ぶりのマッチ勝利を挙げると、3回戦で第16シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-1 6-3で、準々決勝ではラッキールーザーのロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を6-4 7-5で破って4強入りを決めていた。

 今シーズンの錦織は、開幕戦のブリスベン(ATP250/ハードコート)で約3年ぶりにタイトルを獲得してツアー決勝での連敗を「9」でストップし、オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)では3年ぶり4度目の8強入りを果たした。

 この結果でメドベデフは、錦織との対戦成績を2勝2敗のタイに追いついた。今シーズンは1月にブリスベンの決勝で対戦し、錦織が6-4 3-6 6-2で勝っていた。

 ATPツアーでメドベデフが決勝に進出したのは、キャリア4勝目を挙げた2月のソフィア(ATP250/室内ハードコート)以来で通算7度目となる。昨年までのメドベデフは、クレーコートのツアー大会で2回戦より先に勝ち進んだことがなかった。

 メドベデフは決勝で、前年覇者で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)の勝者と対戦する。

※写真は錦織圭(日清食品)
BARCELONA, SPAIN - APRIL 27: Kei Nishikori of Japan plays a forehand against Daniil Medvedev of Russia during their semifinal match during day six of the Barcelona Open Banc Sabadell at Real Club De Tenis Barcelona on April 27, 2019 in Barcelona, Spain. (Photo by Alex Caparros/Getty Images)

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