20度グランドスラム大会を制した37歳のロジャー・フェデラー(スイス)は、変わらずテニスをプレーすることにワクワクしている。だからこそ彼はスケジュールに、今週の「BNLイタリア国際」(ATP1000/5月12~19日/賞金総額579万1280ユーロ/クレーコート)を追加したのだ。

「僕はプレーしたい気分だったんだ」

 フェデラーは火曜日に、会場のフォロ・イタリコのセンターコートで練習したあとにこう言った。

「練習するか、試合でプレーするかだ。スイスで練習コートに行くよりも、(試合でプレーしたほうが)より興奮がありワクワクする」

「正直に言って、僕は試合をプレーするのが好きだ。ここで何が起きようと、この舞台で試合をプレーするのは僕にとってよいことだと思う」とフェデラーは言い添えた。

 2年の不在のあとにクレーコートに戻り、先週のマドリッド・マスターズで準々決勝に進出したあと、フェデラーはスイスに戻った。彼は母国のやや涼しすぎる気候もまた、ローマへ旅するよう彼を説得した一要素だったと明かした。

「より標高の低いコンディション(ローマは平均海抜50m弱)でプレーするのは、僕にとっていいことなんじゃないかと感じたんだ」

 水曜日に、フェデラーは世界ランク75位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)との対戦で大会を始める。ソウザはこの日、4つのマッチポイントをセーブした末にフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 6-7(3) 7-6(4)で下していた。

 ローマでのフェデラーは、今大会で8度優勝しているラファエル・ナダル(スイス)と同じドローのボトムハーフ(下半分)に入っている。

 長年のライバルであるナダルと準決勝で対戦する可能性について、フェデラーは「ドロー内で僕ははるか遠くに離れている」と答えた。

「そこに行きつく前に、ほかの問題があるよ」

 フェデラーはローマで4度準優勝しているが、優勝は一度もない。この大会は、彼がタイトルを勝ち獲っていない数少ない重要大会のひとつとなっている。

 現在のフェデラーは、2週間弱のうちに始まるフレンチ・オープンのため準備をしているところだ。彼は当初、フレンチ・オープン前にマドリッドだけでプレーする予定にしていた。だが、彼が土曜日にローマのイタリア国際に行くと発表すると、大会は水曜日の残りのチケットの値段を引き上げた。

「ファンの一部はそのことについて、はっきりと不満を示したと聞いた。言うまでもなく、それを聞いて残念に思ったよ。彼ら(大会)はより早くチケットを買ったファンに報いた訳で、少し奇妙ではあるが、まあOKだ」とフェデラーはコメントした。

「そのことが、僕がここに来ることができて本当にうれしく思っている事実を取り去らないよう願っている。僕はいいプレーをしたいという意欲に駆り立てられているんだよ。この上なく、ワクワクしているんだ」

 ローマで優勝したことがないとはいえ、フェデラーはイタリアで成功をおさめたことがある。彼はキャリア最初のタイトルを、イタリア・ミラノで獲っていたのだ。思い出深き2006年のイタリア国際決勝で、フェデラーは第5セットのタイブレークの末にナダルに敗れていた。

「イタリアでプレーすることを常に楽しんできた。たぶんジュニアのときに、もっとも多くの大会をプレーしたのがイタリアでだったと思う」とフェデラーは語った。

「スイスから、クレーコートの大会に出場するため(イタリアに)降りてくるというのは、常に理に適ったジュニアの旅だった。ここにはとても高いレベルのジュニア大会があるんだよ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)
ROME, ITALY - MAY 14: Roger Federer of Switzerland arrives at the press conference room to speak with the media during day three of the International BNL d'Italia at Foro Italico on May 14, 2019 in Rome, Italy. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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