第4シードのバーテンズが途中棄権、世界1位のチャンスをふいに [フレンチ・オープン]

フランス・パリで開催されている「フレンチ・オープン」(5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、前哨戦のマドリッドで優勝するなどクレーコート上で好調さを見せていた第4シードのキキ・バーテンズ(オランダ)がヴィクトリア・クズモバ(スロバキア)との対戦で第1セット途中に棄権を余儀なくされた。

 フレンチ・オープンで最後のほうまで勝ち上がればWTAランキングで1位になる可能性さえ手にしていたバーテンズだが、体調不全でプレーを続けることができなかった。

 彼女は第1セット1-3となったところで棄権を決めた。2016年大会でベスト4のバーテンズは、医師の診察を希望し、それからもう続けられないと言ってプレーを断念した。

「昨夜、具合が悪くなり夜中の3時に目覚めた。朝はずっと下痢に苦しめられていたのだけれど、それから少し落ち着いたようだったので、プレーできるか試してみたかった。でもやはり、もはやエネルギーが残っていなかった」とバーテンズは説明した。

「最初からコートに入らないほうがよかった」と認めたバーテンズは、クレー前哨戦でいい成績を挙げていただけに、「本当に悪いタイミングで体調を崩してしまった。ここ数週間、非常にいいプレーをしていたのに、よりによってグランドスラム大会でこんなことになってしまうなんて」と悔しさをにじませた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はキキ・バーテンズ(オランダ)、27日の1回戦で撮影
PARIS, FRANCE - MAY 27: Kiki Bertens of The Netherlands plays a forehand during her ladies singles first round match against Pauline Parmentier of France during Day two of the 2019 French Open at Roland Garros on May 27, 2019 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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