2019-05-31

記録

マルティッチがプリスコバを倒して3度目の16強入り、セバストワは3時間18分の接戦を制す [フレンチ・オープン]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、第31シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)が第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 6-3で倒し、ベスト16進出を果たした。試合時間は1時間25分。

 全仏に7年連続9度目の出場となる28歳のマルティッチは、2度の4回戦進出(2012年、17年)がこれまでの最高成績。昨年は2回戦で、ワン・チャン(中国)に1-6 1-6で敗れていた。今季は4月にイスタンブール(WTAインターナショナル/クレーコート)でWTAツアー初タイトルを獲得し、今大会を迎えている。

 マルティッチは次のラウンドで、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を4-6 6-3 6-0で破って勝ち上がったカイア・カネピ(エストニア)と対戦する。

 プリスコバが敗れたことで、大坂なおみ(日清食品)が大会終了後も世界ランク1位の座を維持することが確定した。

 今大会の結果次第で大坂を含めた5人の選手に世界1位の可能性があったが、ペトラ・クビトバ(チェコ)が左前腕の故障のため欠場し、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)が1回戦でアナスタシア・ポタポワ(ロシア)に敗れ、キキ・バーテンズ(オランダ)はヴィクトリア・クズモバ(スロバキア)との2回戦を体調不良で途中棄権していた。

 そのほかの試合では、第12シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)が第20シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-7(3) 6-4 11-9で、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)は第28シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-4 6-4で下し、勝ち上がった両者の4回戦での対戦が決まった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

女子シングルス3回戦|主な試合結果

○100マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)6-4 6-4 ●104カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)[28]

○112アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[12] 6-7(3) 6-4 11-9 ●105エリース・メルテンス(ベルギー)[20]

○119カイア・カネピ(エストニア)4-6 6-3 6-0 ●114ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)

○121ペトラ・マルティッチ(クロアチア)[31] 6-3 6-3 ●128カロリーナ・プリスコバ(チェコ)[2]

※写真はペトラ・マルティッチ(クロアチア)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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