フェデラーがナダルとの準決勝へ、ワウリンカに2015年の雪辱 [フレンチ・オープン]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が2015年覇者で第24シードのスタン・ワウリンカ(スイス)との同胞対決を7-6(4) 4-6 7-6(5) 6-4で制し、ベスト4に進出した。試合時間は3時間35分。

 全仏に4年ぶり18度目の出場となる37歳のフェデラーは、2009年に唯一のタイトルを獲得して生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つの異なるグランドスラムで優勝すること)を達成。前回プレーした2015年は、準々決勝でワウリンカに4-6 3-6 6-7(4)で敗れていた。過去2年のフェデラーは、クレーコートシーズンを丸々スキップしていた。

 今年の大会でフェデラーが優勝すると、「ダブルグランドスラム」(4大大会2回以上制覇)の偉業を達成することになる。

 この結果でフェデラーは、ワウリンカとの対戦成績を23勝3敗とした。今シーズンは3月にインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)の3回戦で対戦し、フェデラーが6-3 6-4で勝っていた。

 今大会でのフェデラーは、1回戦でロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-2 6-4 6-4で、2回戦でラッキールーザーのオスカー・オッテ(ドイツ)を6-4 6-3 6-4で、3回戦で20歳のキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-3 6-1 7-6(8)で、4回戦ではレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)を6-2 6-3 6-3で破って8強入りを決めていた。

 フェデラーは準決勝で、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは準々決勝で、第7シードの錦織圭(日清食品)を6-1 6-1 6-3で下しての勝ち上がり。

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)
PARIS, FRANCE - JUNE 04: Roger Federer of Switzerland celebrates victory during his mens singles quarter-final match against Stan Wawrinka of Switzerland during Day ten of the 2019 French Open at Roland Garros on June 04, 2019 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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