上地結衣は3連覇ならず、デ グロートがグランドスラム4大会連続制覇 [フレンチ・オープン・車いすの部]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の車いすの部の女子シングルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に1-6 0-6で敗れた。試合時間は59分。

 ロラン・ギャロスで初優勝を飾った22歳のデ グロートは、昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)からグランドスラム4大会連続制覇でキャリア6勝目を挙げるとともに、生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つの異なるグランドスラムで優勝すること)を達成した。

 この結果でデ グロートは、上地との対戦成績を12勝14敗とした。昨年の大会でも決勝で対戦し、上地が2-6 6-0 6-2で勝っていた。

 全仏に6年続7回目の出場となる上地は、2014年にシングルスでのグランドスラム初タイトルを獲得。昨年の大会では、2年連続3度目の優勝を飾った。

 今大会での上地は、1回戦でジウリア・カポッチ(イタリア)を6-4 6-2で、準決勝ではマジョレーン・バイス(オランダ)を6-4 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 カポッチとのペアでダブルスにも出場している上地は、前日に雨天順延となった第1シードのデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)との初戦を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスで国枝慎吾(ユニクロ)が3年ぶり7度目の優勝、女子シングルスは上地が大会連覇を果たした。男子ダブルスではステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)が2連覇、女子ダブルスはデ グロート/ファンクォトが制した。

※写真は車いすの部の女子シングルスで優勝を果たしたディーダ・デ グロート(オランダ/前列中央)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行/前列左)
PARIS, FRANCE - JUNE 08: Winner of the womens wheelchair singles final Diede De Groot of The Netherlands and runner up Yui Kamiji of Japan pose for a photo during Day fourteen of the 2019 French Open at Roland Garros on June 08, 2019 in Paris, France. (Photo by Clive Mason/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles