カポッチ/上地結衣はグランドスラム初勝利ならず、デ グロートが単複2冠に王手 [フレンチ・オープン・車いすの部]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の車いすの部の女子ダブルス1回戦で、ジウリア・カポッチ(イタリア)/上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート/アニーク・ファンクォト(ともにオランダ)に6-3 4-6 [4-10]で敗れた。試合時間は1時間28分。

 両ペアは1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でも初戦で対戦しており、デ グロート/ファンクォトが6-2 6-0で勝っていた。

 カポッチと上地は、今大会が5度目のダブルス出場。以前に組んだ2017年7月のベルリン(ITF2シリーズ/クレーコート)と昨年5月の飯塚(ITFスーパーシリーズ/ハードコート)では、いずれもタイトルを獲得していた。

 デ グロート/ファンクォトは大会連覇をかけて、第2シードのマジョレーン・バイス(オランダ)/サビーネ・エラルブロック(ドイツ)と対戦する。バイス/エラルブロックは1回戦で、シャーロット・ファマン(フランス)/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-3 6-4で下しての勝ち上がり。

 先に行われたシングルス決勝で上地を6-1 6-0で破っていたデ グロートは、単複2冠を目指すことになる。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスで国枝慎吾(ユニクロ)が3年ぶり7度目の優勝、女子シングルスは上地が大会連覇を果たした。男子ダブルスではステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)が2連覇、女子ダブルスはデ グロート/ファンクォトが制した。

※写真はシングルス決勝での上地結衣(三井住友銀行)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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