フェデラーがツォンガとの接戦を乗り越え8強入り [ノベンティ・オープン]

ATPツアー公式戦の「ノベンティ・オープン」(ATP500/ドイツ・ハレ/6月17~23日/賞金総額221万9150ユーロ/グラスコート)のシングルス2回戦で、記録的10度目の優勝を目指す第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が危機を乗り越え、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を7-6(5) 4-6 7-5で倒してベスト8に駒を進めた。

 フェデラーは第1セットで3本目のセットポイントをつかんだあと試合をコントロール下に置いたかに見え、第2セットでは最初ゲームでブレークを果たした。しかし、2011年ウインブルドンで起きたグラスコートでのふたりの前回の対戦の勝者であるツォンガはそこから2度ブレークに成功し、勝負の行方を第3セットに持ち込んだ。

 最終セットでは双方の選手がサービスゲームをキープし合う形で進んだが、フェデラーが5-5から勝負を分けるブレークを果たして6-5とし、最後はこの日7本目のサービスエースを決めて試合をものにした。

 昨年の決勝でボルナ・チョリッチ(クロアチア)に敗れていたフェデラーは、次の準々決勝で第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。バウティスタ アグートはこの日、リシャ―ル・ガスケ(フランス)を6-1 6-4で下して勝ち上がった。

 18タイトルと男子テニス界でオープン化以降のグラスコートにおける最良の成績を誇る37歳のフェデラーは、同一大会で10度目の優勝という自己記録更新を目指している。

 そのほかの試合では、地元が期待する第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がスティーブ・ジョンソン(アメリカ)を6-3 7-5で、シュツットガルト優勝者のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は同胞のアンドレアス・セッピ(イタリア)を4-6 6-3 6-2で破り、それぞれ8強入りを決めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)
HALLE, GERMANY - JUNE 20: Roger Federer of Switzerland plays a forehand in his match against Jo-Wilfried Tsonga of France during day 4 of the Noventi Open at Gerry Weber Stadium on June 20, 2019 in Halle, Germany. (Photo by Thomas F. Starke/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles