グランドスラム委員会が先月のフレンチ・オープンで「1回戦パフォーマンス・ルール」に反するという判決を下したために課された5万ドルの罰金について、アンナ・タチシュビリ(アメリカ)が決定を不満として上訴した。

 タチシュビリはパリの1回戦で第29シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)に0-6 1-6で敗れたあと、1回戦の敗者に与えられる賞金5万ドルの全額をはく奪された。

 それは足首を故障していたタチシュビリにとって、2017年10月以来の試合だった。彼女はかつて世界ランク50位台につけていたが、ツアーから長く離れていたため現在は700位以下に落ちており、スペシャル・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)を使ってロラン・ギャロスに出場した。

 このルールは、2018年シーズンの前にグランドスラム委員会が導入した。

 これは故障を抱えた選手がまともプレーができないと知りつつ、ただ賞金を受け取るためにとりあえず出場し、1回戦を途中棄権するなどの行為を阻止するための新規則だ。選手は1回戦で“プロの基準に満たないパフォーマンス”をした場合、1回戦の賞金と同じ額を罰金として没収される可能性がある。

 一方、故障のため大会開始前に棄権を決めて予選で敗れた選手がドローに入ることを可能にした選手については、1回戦の賞金の半分を受け取ることができることになっている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はフレンチ・オープン1回戦で対戦したマリア・サカーリ(ギリシャ)とアンナ・タチシュビリ(アメリカ)
PARIS, FRANCE - MAY 28: Maria Sakkari of Greece shakes hands with Anna Tatishvili of The United States after their ladies singles first round match during Day three of the 2019 French Open at Roland Garros on May 28, 2019 in Paris, France. (Photo by Adam Pretty/Getty Images)

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