1回戦|18人

 18大会で18人のチャンピオンが誕生しました。これはWTAのシーズン開始時からこのような現象が続いた最長記録。ウインブルドン優勝歴2回のペトラ・クビトバ(チェコ)が4月のシュツットガルトで今季2つ目のタイトルを獲るまで、2019年の女子ツアーでは、2度大会に優勝した選手が出ませんでした。

2回戦|12-12

 昨年の準決勝でケビン・アンダーソン(南アフリカ)がジョン・イズナー(アメリカ/彼は70-68の経験があります)に勝ったときのスコア「26-24」が、ウインブルドンを主催するオールイングランドクラブを、12-12になった際に7ポイント先取のタイブレーク(ただし2ポイント差をつける)を採用しようという気にさせました。

 オーストラリアン・オープンもこの1月に、ついに最終セットにタイブレークを採用しましたが、それは6-6となった時点での10ポイント先取のタイブレーク(ただし2ポイント差をつける)です。それまではUSオープンのみが、最終セット6-6で7ポイント先取のタイブレーク(ただし2ポイント差をつける)を行うグランドスラム大会でした。フレンチ・オープンは今、男子の第5セット、女子の第3セットでタイブレークを避けている唯一のグランドスラム大会となっています。

3回戦|18大会連続

 ロジャ・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のグランドスラム・タイトル独占の記録は、2005年フレンチ・オープンでのナダル優勝から始まり、2009年ウインブルドンのフェデラー優勝で終わりました。この期間に、フェデラーは「11」、ナダルは「6」、ジョコビッチが「1」タイトルを獲っています。今回の10タイトル連続の期間には、ナダルが「4」、フェデラーが「3」、ジョコビッチが「3」タイトルを獲得しています。

4回戦|レイトン・ヒューイット

 ロジャー・フェデラー(スイス)が「20」のグランドスラム・シングルス・タイトルの最初のひとつを獲る前、そしてレイトン・ヒューイット(オーストラリア)が彼の「2」タイトルを獲る前に、フェデラーとヒューイットはウインブルドンでペアを組み、3回戦に進出しています。20年前のことですが、彼らはそこでパトリック・ラフター(オーストラリア)/ヨナス・ビヨークマン(スウェーデン)に5セットの戦いの末に敗れています。

準々決勝|マルチナ・ヒンギス

 ヘレナ・スコバ(チェコ)と組んで1996年ウインブルドンの女子ダブルスに優勝したとき、マルティナ・ヒンギス(スイス)は15歳282日でした。それは、1887年に女子シングルスで優勝したロティー・ドッド(イギリス)より、3日若いことになります。

 ボリス・ベッカー(ドイツ)は1985年、17歳のときに最初のウインブルドン・タイトルを獲得し、大会の最年少男子シングルス優勝者となりました。

 ビヨン・ボルグ(スウェーデン)は1973年、17歳のとき、ジェニファー・カプリアティ(アメリカ)は1990年、14歳のときに、男子と女子のシングルスでもっとも若いシードプレーヤーとなりました。

準決勝|10回

  ウインブルドンでセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は7度シングルスのトロフィーを獲得しており、もっとも最近のものは2016年大会です。また彼女は3度準優勝していますが、そのもっとも最近のものが昨年大会です。

 マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)は、シングルスで大会最多記録である12度の決勝進出を果たし、9度優勝しています。

決勝|1922年

 1922年まで、ウインブルドンの前年度チャンピオンは自動的に決勝に進出し、オールカマーズ・イベントとして知られた「挑戦者決定戦」を勝ち抜いた選手と、決勝で対戦する形式がとられていました。そのため、1922年まで前年度覇者は優勝決定戦の1試合のみをプレーしていました。

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