プリスコバがウインブルドン女王ケルバーを破り、イーストボーンで2年ぶりの優勝 [ネイチャーバレー国際]

WTAツアー公式戦の「ネイチャーバレー国際」(WTAプレミア/イギリス・イーストボーン/6月23~29日/賞金総額99万8712ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がウインブルドンのディフェンディング・チャンピオンで第4シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-1 6-4で破り、優勝を遂げた。

 世界ランク3位のプリスコバは3つのブレークを果たしてわずか31分で第1セットを取り、第2セットでも序盤のブレーク後に自分のサービスゲームをきっちりキープしてタイトルを勝ち獲った。彼女は7本のサービスエースを記録し、ファーストサーブからのポイントの71%をものにした。

 決勝を振り返ったプリスコバは、試合は厳しいもので、スコアは内容を反映していないと主張した。

「私は大いに奮闘しなければならなかった。アンジェリックはグラスコートで最強のプレーヤーのひとりだと思う」とプリスコバはコメントした。

 今週のプリスコバは大会を通して1セットも失わず、世界4位で第3シードのキキ・バーテンズ(オランダ)を6-1 6-2で叩きのめした準決勝を含め、5試合で19ゲームしか落とさなかった。とはいえ彼女は、ウインブルドンで4回戦以上に勝ち上がったことはない。

 昨年のウインブルドン決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒して以来、ケルバーはどの大会でも優勝していない。

 イーストボーンでのプリスコバは、2016年に準優勝、2017年は優勝していた。ケルバーはこのウインブルドン前哨戦で3度決勝をプレーしたが、そのすべてで敗れたことになる。

 ケルバーはウインブルドンのタイトル防衛の試みを、同胞のタチアナ・マリア(ドイツ)に対する試合で始める。彼女は同じクォーター(ドローの4分の1)にセレナのほか、世界1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)もいるやや厳しいドローを引き当てた。

 一方のプリスコバは、ジュ・リン(中国)に対する1回戦で彼女のウインブルドンをスタートさせることになる。

 ダブルス決勝も行われ、チャン・ハオチン/チャン・ラティーシャ(ともに台湾)がキルステン・フリプケンス(ベルギー)/たベサニー・マテック サンズ(アメリカ)を2-6 6-3 [10-6]で下してタイトルを獲得した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)
EASTBOURNE, ENGLAND - JUNE 29: Karolina Pliskova of Czech Republic celebrates after winning the women's singles final against Angelique Kerber of Germany during day six of the Nature Valley International at Devonshire Park on June 29, 2019 in Eastbourne, United Kingdom. (Photo by Charlie Crowhurst/Getty Images for LTA)

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