今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス2回戦。

 ローレン・デービス(アメリカ)はディフェンディング・チャンピオンのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に対して番狂わせを演じるどころか、ウインブルドン本戦でプレーしているはずでさえなかったのだ。

 彼女にとって、かなり波乱万丈な1週間だった。

 世界ランク95位のデービスは予選決勝で敗れ、これで終わったと思っていた。ところがそれから他の選手が棄権して本戦ドローに空きが出たため、25歳のデービスがラッキールーザーとして入ることになったのである。

 デービスはお粗末なスタートのあとに第5シードのケルバーを2-6 6-2 6-1でノックアウトして3回戦に進出し、運命を逆転させた。3回戦進出は、彼女のこれまでのグランドスラム大会での自己最高に並ぶ成績となる。

「驚いたとは言わないわ。私はいつも自分の力を信じているから」とデービスは試合後に語った。

「私は間違いなく自分の力を信じ、これらの選手たちと張り合い、倒すことができると信じている」

 左膝に厳重に施されたテーピングにも関わらず、彼女は問題なく動き回っているように見えた。

「ただ左の半月板に少し痛みがあるだけなの。現時点では、ただ予防のためといったところね。特にグラスコートでは滑りやすいことがあるから」とデービスは説明した。

 この日のデービスはケルバーに対してウィナー数で45対13と大きく勝ったことが見せる通り、相手よりはるかにアグレッシブな選手だった。

 これはケルバーにとって、アップダウンの激しい今季の継続だった。彼女は1年前のウインブルドンでセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒してキャリア3度目のグランドスラム制覇を果たしたが、それ以来ひとつもタイトルも獲ることができていない。

「がっかりしているわ。もちろん、これは私が望んでいた終わり方ではないし、こんなプレーをするつもりではなかった」とケルバーはコメントした。

「でも、ときどきこんな日があるものなのよ。受け入れなければならない。そこから学ばなければならないのよ」

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はローレン・デービス(アメリカ)
LONDON, ENGLAND - JULY 04: Lauren Davis of The United States celebrates in her Ladies' Singles second round match against Angelique Kerber of Germany during Day four of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 04, 2019 in London, England. (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

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