セレナ&アンディのドリームペアがデビュー戦に勝利 [ウインブルドン]

今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の大会6日目。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とアンディ・マレー(イギリス)が土曜日のセンターコートでミックスダブルスのペアとしてデビューを飾る前に、ちょっとした論議が持ち上がっていた。どちらが、どちらのサイドでプレーするのか? 誰がリーダーシップをとるのか?

 結局のところ、彼らは実にすごいチームだ。セレナはグランドスラムのシングルスで23タイトル、女子ダブルスで14タイトル、ミックスダブルスで2つのタイトルを獲得している。一方のマレーは、シングルスで3度グランドスラム大会を制し、2つの五輪金メダルを保持している。

 セレナは最初の問いに対して以下のように答え、まったく疑念の余地を残さなかった。

「私はいつも、ダブルスでフォアサイドでプレーしているの。もし誰かが私と組んでプレーしたいなら、私はフォア側でプレーする。それが私が持っている唯一のルールなのよ」

 そんなわけで、アンドレアス・ミース(ドイツ)/アレクサ・グラーチ(チリ)に6-4 6-1で勝った1回戦で、セレナはその言葉通りフォアサイド(デュースサイド)でプレーした。

 では、ペアの決断を下すのはどちらだったのか?

 セレナの答えはこうだ。

「私たちはチームなのよ。チームの中に、“私”はないの」

 そしてアンディは?

「僕らは試合前に言っていたんだ。僕らはふたりとも兄弟姉妹の年下のほう、弟と妹で、年上の兄と姉に指図されるのに慣れている。だから僕らは“交替でやる”みたいな感じなんだよ、たぶんね」

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はアンディ・マレー(イギリス/左)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/右)
LONDON, ENGLAND - JULY 06: Andy Murray of Great Britain and Serena Williams of The United States react during their Mixed Doubles first round match against Andreas Mies of Germany and Alexa Guarachi of Chile during Day six of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 06, 2019 in London, England. (Photo by Matthias Hangst/Getty Images)

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