初の決勝進出を目指すクエリー、次はナダルと対戦 [ウインブルドン]

イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス4回戦ーーサム・クエリー(アメリカ)はここ4年で3度目のウインブルドン準々決勝へ駒を進めた。

 初のグランドスラム大会決勝進出を目指す彼が手に入れたもの、それはグランドスラム大会優勝歴18回のラファエル・ナダル(スペイン)との対戦だ。

「ますます厳しくなっていくよ」とクエリーは漏らした。

「ここはナダルにとって、全グランドスラム大会の中でもっとも不得意なはずの場所だ…それなのに彼は5度決勝に至っている。彼は次々と敵をなぎ倒して進んでいる」

 ごく最近に腹筋の故障から復帰して現在世界ランク65位のクエリーは、月曜日にウインブルドン2週目では19年ぶりのアメリカ人対決となった男子シングルス4回戦で、テニス・サングレン(アメリカ)を6-4 6-7(7) 7-6(3) 7-6(5)で退けるのに、持ち前のビッグサーブを活用した。

 クエリーは25本のサービスエースを記録し、直面した4つのブレークポイントのすべてをセーブした。

「ここでプレーするのは大好きだ。毎年、ますます心地よく感じるようになってきているよ。僕はグラスコートでプレーするのが好きなんだ」とクエリーはコメントした。

「誰に対してプレーしているかはそれほど気にしない。なぜって僕は、自分の前にいるのが誰だろうと勝利を目指して進めるという自信を持っているからね」

 2016年に彼は準々決勝に至る過程で、前年度覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対して番狂わせを演じた。2017年の彼は準決勝に至る過程で、やはり前年度覇者だったアンディ・マレー(イギリス)を倒した。そして今、ナダルがやってくる。ナダルは、2006年から2011年の間のウインブルドン出場で2度優勝し、3度準優勝していた。

「途轍もなくいいサービスを打ち、チャンスを手にしたときには、それを漏れなくつかまなければならないだろう」とクエリーは次戦を見据えた。

「そしてそこで、(運の)いい日を迎えられるよう願っている」

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