8度目のウインブルドン優勝を狙うセレナが準決勝へ


 イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス準々決勝ーーセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のサービスがウインブルドンで必要なすべてのポイントを運んでこないとき、彼女はリターンゲームに気を入れて取り組む。

 そして仕事は果たされた。それ以上の何かとともに。

 第11シードのセレナは5度のサービスブレークを被りながらも苦境を克服し、センターコートでアリソン・リスク(アメリカ)を6-4 4-6 6-3で下してウインブルドンで12度目となる準決勝に進出した。

「長く険しい道のりだわ」とセレナはコメントした。

「容易なことじゃない」

 7度ウインブルドンを制し、「23」のグランドスラム・タイトルを保持するセレナは、6本のサービスエースにもかかわらず第1セットの序盤で2度ブレークされ、一時は1-3、さらに3-4とリードされていた。しかし彼女はその都度ブレークバックし、それから新たなブレークを果たしてセットをつかんだ。

 第1セットでのセレナは、リターンの81%をコート内に入れ(31本中25本)、リスクのファーストサービスとセカンドサービスの双方に対して50%以上の確率でポイントを取った。

 彼女は試合を、この日19本目となるサービスエースで締めくくった。彼女はこれに先立つ4試合を通して、22本しかサービスエースを奪っていなかった。

「彼女は今日、勝利のすぐ近くまで迫っていた」とセレナは振り返った。

「彼女は全身全霊を込めてプレーしていた。失うものは何もなく、そして私は…私も失うものはないのだと気づいた。私はただ、よりよいプレーをする必要があっただけなのよ」

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