アンディとセレナのドリームペアは3回戦敗退 [ウインブルドン]

イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月1〜14日/グラスコート)でミックスダブルスをプレーしていたアンディ・マレー(イギリス)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、コート上で楽しんでいたように見えた。

 彼らは間違いなく、3回戦で負けたあとにさえ、試合後の記者会見で笑うための時間を持つことができていた。

 セレナはウインブルドンにおいて、マレーと並んでメディアの前に登場することを“楽しんでいる”と語った。なぜならフォーカスは、主にマレーと、彼がシングルスに復帰する可能性に注がれていたからだという。

「アンディは、彼の身体とUSオープンについてのすべての質問に答えなければならなかった。文字通り、すべての質問にね。聞き方は違うんだけど、すべて同じ質問なの」

 セレナは、第1シードのブルーノ・ソアレス(ブラジル)/ニコール・メリカ(アメリカ)のペアに3-6 6-4 2-6で敗れたあとの会見でこう言った。

「私にとって、それは素晴らしいことだわ。だって、ただそこに座って見ていればいいんですもの」

 それから、あたかも自分がレポーターのひとりであるかのように、セレナはダブルスパートナーのマレーとちょっとした会話を始めた。

「あなたの身体はどう?」とセレナは尋ねた。

「いい感じだよ、ありがとう」という返事がきた。

「あなたはニューヨークでプレーできる?」とセレナは笑いを押し殺そうと努めながら尋ねた。

「わからない」とマレーは今週のうちに何度も言ってきたことを真似て答えた。

「トレーニングし、もっと強くなる必要がある。まあ様子を見てみよう。よくわからない」

 マレーは、昨年のウインブルドンを臀部の故障を理由に断念した。以来、今年に入って2度目の手術を受けて復帰したての今、ダブルスだけをプレーしている。

 火曜日にミックスダブルスで3回戦に至ったあと、マレーは繰り返し、ともするとUSオープンでシングルスに戻ってこられるかと尋ねられた。

 彼ははっきりとした答えは出さかったが、彼が何とか質問者を満足させようと努力している間、セレナはその様子を横で笑いながら見物していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアンディ・マレー(イギリス/右)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/左)
LONDON, ENGLAND - JULY 10: Serena Williams of the United States and Andy Murray of Great Britain in conversation in their Mixed Doubles third round match against Bruno Soares of Brazil and Nicole Melichar of the United States during Day Nine of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 10, 2019 in London, England. (Photo by Alex Pantling/Getty Images)

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