セレナがストリコバに59分の快勝劇を演じ、グランドスラム24勝の大記録に王手 [ウインブルドン]

今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第11シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がノーシードから勝ち上がってきたバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-1 6-2で退け、史上最多記録を持つマーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶ24回目のグランドスラム制覇に王手をかけた。試合時間は59分。

 ウインブルドンに2年連続19回目の出場となる37歳のセレナは、過去7度(2002年~03年、09年~10年、12年、15年~16年)の優勝経験がある。昨年は決勝に進出したが、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)に3-6 3-6で敗れていた。

 この結果でセレナは、ストリコバとの対戦成績を4勝0敗とした。ウインブルドンでは2012年の1回戦で対戦し、セレナが6-2 6-4で勝っていた。

 今大会でのセレナは、1回戦で予選勝者のジュリア・ガット モンティコーネ(イタリア)を6-2 7-5で、2回戦で予選から勝ち上がってきた18歳のカーヤ・ユバン(スロベニア)を2-6 6-2 6-4で、3回戦で第18シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)を6-3 6-4で、4回戦で第30シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-2 6-2で、準々決勝ではアリソン・リスク(アメリカ)を6-4 4-6 6-3で破って4強入りを決めていた。

 セレナは出産を経て復帰後の初タイトルをかけて、第7シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。ハレプは準決勝で、第8シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-1 6-3で下しての勝ち上がり。

 33歳にして初めてグランドスラム準決勝の舞台に立ったストリコバはシェイ・スーウェイ(台湾)とのコンビで第3シードで出場しているダブルスで勝ち残っており、決勝進出をかけて第1シードのティメア・バボス(ハンガリー)/クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)と対戦する予定になっている。

 ダブルスで自己最高の世界ランク3位につけているストリコバだが、グランドスラムでは過去5度のベスト4がここまでの最高成績となっている。

※写真は準決勝で対戦したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/左)とバーボラ・ストリコバ(チェコ/右)
撮影◎小山真司 / SHINJI OYAMA

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles