フェデラーがナダル倒して2年ぶりに決勝の舞台へ、ロラン・ギャロスでの雪辱を芝で果たす [ウインブルドン]

今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)との40回目の対決を7-6(3) 1-6 6-3 6-4で制し、2年ぶりの王座返り咲きに王手をかけた。試合時間は3時間2分。

 ウインブルドンに21年連続出場となる37歳のフェデラーは、最多記録となる8度の優勝(2003年~07年、09年、12年、17年)を誇っている。昨年は準々決勝で、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)に6-2 7-6(5) 5-7 4-6 11-13で敗れていた。グラスコートの前哨戦ではハレ(ATP500)で10度目のタイトルを獲得し、今大会を迎えている。

 この結果でフェデラーは、ナダルとの対戦成績を16勝24敗とした。両者は先月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)でも準決勝で対戦し、ナダルが6-3 6-4 6-2で勝っていた。

 ふたりは2006年から3年連続でウインブルドンのタイトルを争い、フェデラーが2勝、ナダルは1勝を挙げていた。最後の対戦だった2008年決勝では、ナダルがフェデラーを6-4 6-4 6-7(5) 6-7(8) 9-7で倒して初の栄冠に輝いていた。

 今大会でのフェデラーは、1回戦でロイド・ハリス(南アフリカ)を3-6 6-1 6-2 6-2で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のジェイ・クラーク(イギリス)を6-1 7-6(3) 6-2で、3回戦で第27シードのルカ・プイユ(フランス)を7-5 6-2 7-6(4)で、4回戦で第17シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-1 6-2 6-2で、準々決勝では第8シードの錦織圭(日清食品)を4-6 6-1 6-4 6-4で破って4強入りを決めていた。

 フェデラーはグランドスラムで自身が持つ記録更新となる21回目のタイトルをかけて、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で、第23シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-2 4-6 6-3 6-2で下しての勝ち上がり。

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)
LONDON, ENGLAND - JULY 12: Roger Federer of Switzerland celebrates victory in his Men's Singles semi-final match against Rafael Nadal of Spain during Day eleven of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 12, 2019 in London, England. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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