親しい友人関係、フェロがコルネを倒して初のWTAタイトル獲得 [ローザンヌ女子選手権]

「ローザンヌ女子選手権」(WTAインターナショナル/スイス・ヴォー州ローザンヌ/7月15~21日/賞金総額25万ドル/クレーコート)のシングルス決勝で、22歳のフィオナ・フェロ(フランス)が同胞で第3シードのアリゼ・コルネ(フランス)を6-1 2-6 6-1 で下し、WTAレベルの大会では初のタイトルを獲得した。

 世界ランク98位のフェロは同48位のコルネと同じニースのクラブでプレーしており、決勝に先立ちコルネはフェロのことを「ツアーでは私の妹のような存在」と表現していた。

 コルネのフォアハンドがアウトした瞬間、フェロは手にした9度のチャンスから7度目のブレークを果たし、タイトルをもぎ取った。

「すごくうれしいし、ホッとしている」と、フェロは試合後にコメントした。

「仲間であり友人のフランス人選手に対する非常に厳しい試合だった。落ち着きを保つのがすごく難しかった。友人とプレーするときには、どうしても感情にとらわれてしまう」

 フェロはこの日、WTAツアーで初の決勝をプレーしているところだった。

「第1セットでは彼女(コルネ)が非常に硬く、私はすごくリラックスしてプレーできていた。第2セットでは彼女がよりよいプレーを始め、ミスを減らしてきた。逆に私のほうにはミスが増え、脚が動かなくなっていた。第3セットで私はよりエネルギーをつぎ込み、自分のリズムを見つけることができた」とフェロは試合を振り返った。

 この大会は昨年までグスタッドで行われていたとはいえ、コルネは実質的ディフェンディング・チャンピオンだった。29歳のコルネは、これでキャリアを通してのツアー決勝での成績を6勝7敗とした。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はフィオナ・フェロ(フランス)
AUSANNE, SWITZERLAND - JULY 21: Fiona Ferro of France poses with the trophy after winning the WTA Ladies Open Lausanne at Tennis Club Stade-Lausanne on July 21, 2019 in Lausanne, Switzerland. (Photo by RvS.Media/Robert Hradil/Getty Images)

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