リー・ナが新しい指標を刻む----テニス名誉の殿堂入りした初のアジア生まれの選手に
リー・ナ(中国)が国際テニスの殿堂で、新たな境地を切り開いた。中国人である37歳の元テニススターは、名誉の殿堂入りした初のアジア生まれの選手となったのである。
彼女は名誉の殿堂オープン準決勝に続いて行われた長いコート上のセレモニーで、メアリー・ピアス(フランス)、エフゲニー・カフェルニコフ(ロシア)とともに殿堂に迎え入れられた。
土曜日の準決勝が2試合ともフルセットにもつれ込んだために、揃って2度ずつグランドスラム大会で優勝した3人の殿堂入りセレモニーは開始が遅れることになった。セレモニーは夕暮れ時に始まって夜まで続いたため、スタッフや関係者たちは小さなスポットライトの中に集まることを余儀なくされた。
2011年にフレンチ・オープンで優勝したリー・ナは、グランドスラム大会のシングルスで優勝した最初のアジア人となった。この決勝は、彼女の母国である中国で推定1億1600万人の視聴者が見守っていた。
「コートに来る前には知らなかった。そうでなければもっとナーバスになっていたと思う」とリー・ナは午後の記者会見の際に話した。
「私がテニスを始めたのは8歳くらいのときだったが、最初はテニスが大嫌いだった」と彼女は暗闇の中に座っている観客たちに向かってスピーチした。
「でも、思ったより悪くなかったわ。少なくとも私は今、ここに立っている」
彼女はまた、決勝で2度敗れたあとに2014年のオーストラリアン・オープンでもタイトルを勝ち獲った。
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