キリオスは優勝について“新しい道”のおかげと説明

ニック・キリオス(オーストラリア)は「シティ・オープン」(ATP500)の間、背中、肘、前腕の問題に対処しなければならなかった。ダブルスとシングルスのはざまで、彼は週を通して毎日プレーした。マッチポイントをしのぎ、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と第3シードのダニール・メドベデフ(ロシア)の2人のトップ10プレーヤーを倒した。

 最終的に彼はタイトルを獲得した。それは彼の謎めいたキャリアで6勝目となるものだ。彼のキャリアはビッグ3に対する重要な勝利、しかしまた罰金、物議、謹慎処分、そしてまだ24歳の選手にしてはあまりに多くのアップダウンに満ちていた。

 それから、USオープンのウォームアップ大会とみなされているハードコートのシティ・オープン決勝でメドベデフを7-6(6) 7-6(4) で下したあと、キリオスは自分がどのように変わったかについての話をした。

「僕はただ自分を洗浄し、より健康的な習慣を身につけたかったんだ」とキリオスはコメントした。彼は、自分を清くすると言うため、“クリーン”という言葉を使うときに、指で引用符 “ ” を示した。

「これは始まりに過ぎない」と彼は言い添えた。

「そしてその効果は、今週この大会に勝つことで証明された」

 彼は繰り返し、どれほど自分を誇りに思うかについて話したが、それは優勝杯を勝ち獲るためのプレーぶりゆえというより、プレーしていないときの生活態度ゆえにだった。

「毎日同じルーティーンを行ってきた。そして僕は今週、自分が伝統的なテニスプレーヤーであるかのように感じていた」とキリオスは明かした。

 彼は間違いなく、伝統的などと表現されることのない選手だ。もちろん、これが彼に定期的に起こるようになるかについてはまだ様子を見てみなければならない。

 実際、彼自身がそう言っていた。

「僕は自分が大きな前進の一歩を踏んだように感じている」とキリオスは語った。

「僕はただ、1日1日にそのつど取り組んでいくつもりだ。そしてこの新しい道の上を歩き続けることができるよう願っている」

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