ナダルが雨による3度の中断を乗り越えタイトル防衛への進撃をスタート [ロジャーズ・カップ]

ATPツアー公式戦の「ロジャーズ・カップ」(ATP1000/カナダ・モントリオール/8月5~11日/賞金総額633万8885ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がダニエル・エバンズ(イギリス)に7-6(6) 6-4で勝利をおさめ、タイトル防衛への進撃を始めた。

 1回戦をBYEで免除されていたナダルにとって初戦だったこの試合は、雨により3度中断された。

 6分、それから30分の雨による中断のあと、ナダルはふたつのセットポイントを凌いで第1セットのタイブレークを奪取。第2セットはナダル2-0リードとなったところでふたたび雨が降り、1時間56分に渡って中断された。

「ここではすべての試合が難しい」とナダルはコメントした。

「厳しい第1セットだった。第2セットでは出だしにリードを奪うことができたが、それから彼がブレークバックしてきた」

 ロジャーズ・カップで過去に4度優勝している33歳のナダルは、3回戦でギド・ペラ(アルゼンチン)と対戦する。ペラはこの日、ラドゥ・アルボット(モルドバ)を6-3 2-6 7-6(2)で振りきった。

ロジャーズ・カップ2019|PHOTOアルバム

 クレーコートで開催された母国オーストリアのジェネラリ・オープンで優勝したばかりのドミニク・ティーム(オーストリア)は、地元が期待する20歳のデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-4 3-6 6-3で競り勝った。第2シードのティームは3回戦で、ラッキールーザーのジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第14シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

 この日の注目を集めた一戦で、若手のホープでもあるフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は第17シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に対する地元勢対決の勝者となった。オジェ アリアシムが第1セットを6-3で先取したあとラオニッチが第2セットをやはり6-3で取り返したが、その時点でラオニッチは背中の故障のために棄権を余儀なくされた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles