前年覇者ナダルが準々決勝へ、マスターズでのマッチ379勝目で単独トップに [ロジャーズ・カップ]
ATPツアー公式戦の「ロジャーズ・カップ」(ATP1000/カナダ・モントリオール/8月5~11日/賞金総額633万8885ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、前年覇者で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がギド・ペラ(アルゼンチン)を6-3 6-4で下し、準々決勝に駒を進めた。
「風が強くて厳しい日だった。でも、僕らはこんなふうな中でプレーすることにも慣れているからね。屋外コートでプレーする際には、これも試合の一部だ。もちろん、このような風がない状態でプレーできたらもっといいけれど」とナダルはコメントした。
「同時に厳しいコンディションの中でプレーするというのは、素晴らしいことであるとも言える。なぜって、様々な技術的オプションを持つ選手の方がこのような日を生き延びるためのよりよいチャンスを手にしているからだ。適応力、そしてメンタル的に集中していることが重要な点となる。もちろん、僕はこのような厳しいコンディションではないときにプレーできる方がいいけど、ある意味で楽しんでもいるんだ」
トロントで行われた昨年のロジャーズ・カップで同大会4度目となる優勝を遂げたナダルはこの日、ATPマスターズ1000の大会でのマッチ379勝目を挙げ、ロジャー・フェデラー(スイス)とのタイ記録を破ってトップに立った。
6月にフレンチ・オープンで優勝して今季ふたつめのタイトルを獲っていたナダルは、シングルスでツアー通算82勝に到達した。
33歳のナダルは次のラウンドで、第7シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する。今季のモンテカルロ・マスターズでナダルから勝ち星を挙げているフォニーニは、アドリアン・マナリノ(フランス)との3回戦を6-2 7-5で制した。
「彼は今年、素晴らしいシーズンを送っている。彼のキャリアで最高の部類に入るだろう」とナダルは警戒した。
「明日はいいプレーをする必要がある。今日の僕は、昨日よりいいプレーをしたと思う。だから明日も、この進歩を続けられるよう願う」
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