大坂なおみは準々決勝でセレナに敗れるも、プリスコバ脱落で世界1位復帰が確定 [ロジャーズ・カップ]

WTAツアー公式戦の「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/カナダ・トロント/8月5~11日/賞金総額283万ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードの大坂なおみ(日清食品)は第8シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に3-6 4-6で敗れた。試合時間は1時間16分。

 ロジャーズ・カップに4年連続出場となった大坂は、初めて予選を突破した2017年の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。昨年は1回戦で、カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)に6-7(2) 2-6で敗れていた。

 この結果でセレナは、3度目の対戦にして大坂から初勝利を挙げた。両者は昨年2度対戦し、3月のマイアミ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)の1回戦は6-3 6-2で、9月のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の決勝では6-2 6-4で、いずれも大坂が勝っていた。

 今大会での大坂は、初戦となった2回戦を予選勝者のタチアナ・マリア(ドイツ)の途中棄権で勝ち上がって3試合ぶりの勝ち星を挙げると、3回戦では予選勝者で18歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-6(4) 6-4で破って8強入りを決めていた。

 2018年シーズンの大坂は、3月にインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)でツアー初優勝を果たし、9月にはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で日本テニス史上初めてシングルスでグランドスラムのタイトルを獲得。今年1月にはオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム2大会連続制覇の偉業を達成し、世界ナンバーワンの座に就いた。

 セレナは準決勝で、前年覇者で第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と予選から勝ち上がってきたマリー・ブーズコバ(チェコ)の勝者と対戦する。

 これに先立ち行われた準々決勝で第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がビアンカ・アンドレスク(カナダ)に0-6 6-2 4-6で敗れたため、大会後に更新される世界ランクで大坂が1位に返り咲くことが確定した。

※写真は大坂なおみ(日清食品)
TORONTO, ON - AUGUST 09: Naomi Osaka of Japan hits a shot against Serena Williams of the United States during a quarterfinal match on Day 7 of the Rogers Cup at Aviva Centre on August 09, 2019 in Toronto, Canada. (Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)

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