ナダルとフェデラーがATPをリードする役員会でジョコビッチに合流
ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)がATP選手評議会でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に合流し、摩擦によってかき乱された委員会を作り変えるために“ビッグ3”が集結することになった。
男子テニスの統治団体であるATPは木曜日、フェデラーとナダルがダブルス・スペシャリストのユルゲン・メルツァー(オーストリア)とともに選手評議会の役員に選ばれた旨を発表した。
彼らはロビン・ハッサ(オランダ)、ジェイミー・マレー(イギリス)、セルゲイ・スタコウスキー(ウクライナ)がウインブルドン前に役員の座から降りたために空いた穴を埋めることになる。
ジョコビッチはウインブルドン開始直前に、選手評議会に関するフラストレーションを明かしていた。彼はATPの統治の構造が、「プレーヤーが重要な変更を行うことを妨げている」とコメントしていた。
スタン・ワウリンカ(スイス)もまた公開レターの中で、『政治的カオス』と『多くの利害関係の不一致』に苛まれていると指摘し、ATPの指導部を批判していた。
評議会の力関係の混迷のひとつには、3月にジョコビッチと衝突していたATPのCEO(最高責任者)であるクリス・カーモード氏の契約が更新されないという決定があった。
委員のひとりだったジャスティン・ギメルストブ(アメリカ)はロサンゼルスで元友人に暴行を働いたことで4月に保護観察を言い渡され、そのあとに辞任していた。
元ATP幹部のウェラー・エバンズ氏が、ギメルストブの離脱によってできた空席を埋めた。評議会のコーチ代表のポジションは、依然として空いたままとなっている。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はウインブルドン決勝で対戦したノバク・ジョコビッチ(セルビア/左)とロジャー・フェデラー(スイス/右)
LONDON, ENGLAND - JULY 14: Novak Djokovic of Serbia shakes hands with Roger Federer of Switzerland at the net following victory in his Men's Singles final during Day thirteen of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 14, 2019 in London, England. (Photo by Laurence Griffiths/Getty Images)
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